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新説「深い虫歯も重曹で治る」⑨ ~重曹による虫歯の再生(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-11)

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新説「深い虫歯も重曹で治る」⑧ ~重曹による虫歯の再生(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-10)の続きです。


1. 重曹水で穴の中が再生するなら、歯の溝も埋まるのか?


前出の鈴木氏は、重曹洗口による虫歯の再生に関して次のような疑問を呈しています。

「例えば虫歯がない人が重層うがいをしたなら、自然にある歯の溝は埋まってしまうのでしょうか?」
 引用⇒重曹うがいで虫歯で空いた歯の穴が埋まる症例 (歯チャンネル88 回答8)

これについては、以下のように考えます。これも当ブログ管理人の仮説です。

まず、水などで口をゆすいだ後、水を吐き出すとき、普通は下を向きます。前を向いたまま吐き出すこともできますが、そんなことをすると大変なことになります。

重曹洗口の場合も、やはり下を向いて吐き出すはずです。そうなると、歯の溝には重曹水はたいして貯留しないと思われます。
仮に少しばかり溜まっても、唾液ですぐに薄められます。特に食後しばらくは唾液の分泌量が多いので、薄められるというより流されると言った方が適切でしょう。

なので、歯の溝の重曹水に唾液が流れ込んでも、カルシウム結合タンパクの分解は虫歯の穴の中ほどは起こらないでしょう。
余剰のカルシウムイオン(カルシウム結合タンパクの吸着を免れたカルシウムイオンを当ブログでは仮にそう呼びます)による再石灰化が起こっても、ごく短時間で終わってしまい、あとは唾液による通常の再石灰化に戻ると思われます。

一方、虫歯の穴は入り口が小さく、中の空洞が大きいため、水分の入れ替わりは緩慢になります。
そのため、カルシウム結合タンパクが分解され、再石灰化に回りうるカルシウムイオンが多くなると、唾液で薄められるのに時間を要します。
これによって、カルシウムイオン濃度が高い状態での再石灰化が継続しやすくなり、それが歯の再生につながるものと推察されます。


2.刺激唾液でも歯の再生は可能か

 
もし管理人の仮説が正しいなら、重曹洗口をしない場合でも、食中や食事の直後に出る刺激唾液はpHが高いため、これによってカルシウム結合タンパクが分解され、歯の表面は再生または成長するのではないか(ただし、pHが8.0またはそれに近い場合)という疑問が提起されるかもしれません。
これについては、重曹洗口をしない場合のほか、した場合についても考えてみましょう。

① 重曹洗口をしない場合


 A 臨界の回復までの時間

刺激唾液が出ていても、普通は重曹洗口と違って、口に溜めてゆすぐという動作をしません。よって、歯垢内への炭酸水素イオンの供給量は重曹洗口に劣ります。
このため、食後、歯垢内pHが臨界を回復して再石灰化が可能になるには、重曹洗口をした場合より時間を要すると思われます。
通常は臨界の回復まで約20~30分かかるとして、また重曹洗口では瞬時とすると、pH8.0の唾液の自然分泌では約5~10分くらいでしょうか(管理人の推測です。また食事の内容により異なります)。
この間は、余剰のカルシウムイオンが歯垢内に多く入っても、再石灰化は不可能となります。


 B 唾液のpHの低下

次に、食後しばらく経つと、唾液は分泌量の少ない安静時のものに切り替わり、pHが6.8程度まで下がります。
食事の終了から唾液の切り替わり(減少)までの時間は、管理人の経験では概ね2~5分程度です。

【補足】
参考までに、舌に与えられる味覚の刺激に対し、舌が味覚に順応するにつれて唾液の分泌量は減少したという実験報告があります。
それによると、唾液の分泌量が最大に達した後、約11秒後に1/2まで減少し、さらに5%以下に減少する平均時間は49秒であった、とのことです。
 参照⇒渡部 茂氏「味覚の順応が耳下腺唾液分泌量に及ぼす影響 成人での様相」(『小児歯科学雑誌』26(4)、1988年、所収)772頁。
 
これを踏まえると、食後の唾液の切り替わり(pHの低下)には、そう何分もかからないとも言えるでしょう。
【補足終わり】

唾液のpHが低下するとカルシウム結合タンパクの分解はできなくなり、カルシウムイオンが余剰となる動きが止まります。
また、この時点で既に余剰となっているカルシウムイオンも、唾液に流されて歯から離れたり、薄められたり、唾液とともに飲み込まれるため、濃度が低下します。
また、唾液のpH低下により、歯垢内pHの上昇のペースも鈍ります。
その結果、唾液の再石灰化力は通常レベルになります。

従って、歯垢内pHが臨界を回復するタイミングが、唾液のpH低下の後だと、余剰のカルシウムイオンによる強い再石灰化は起こりません。また同時期だと、ごく短時間で終わるでしょう。

なので、カルシウムイオン濃度が普通より高い状態での強い再石灰化は、重曹洗口をした場合より極めて短くなり、また起こらないケースも多いと考えられます。


 C 虫歯の穴の中との比較

参考までに、虫歯の穴の中は外の水分との入れ替わりが遅いため、以下のような動きが起こります。

・穴の中に重曹水が満ちている場合、そのpHは、外から入る唾液のpHが低下しても、それに遅れて下がります。よって、カルシウム結合タンパクの分解は、すぐには止まらず、余剰のカルシウムイオンはある程度発生します。
・外から入る唾液のpHが低下しても、重曹水のpHが遅れて下がるため、歯垢内pHの上昇のペースが鈍るのも、外の歯垢より遅れます。
・余剰のカルシウムイオンが唾液で穴の外に押し出されるときも、そのペースは緩慢になります。ゆえに余剰のイオンは存続しやすくなります。

これらが併せて再石灰化を強化しますが、穴の外ではこのような動きは起こりません。よって、穴の外では穴の中ほどの強い再石灰化は起こらないと見られます。

以上の考察から、pH8.0程度の刺激唾液でも歯の表面を再生または成長させることは不可能と思われます。


② 重曹洗口をした場合


一方、重曹洗口をした場合は、歯垢内pHは瞬時に臨界を超えます。
なので、刺激唾液(の中でもpHの高いもの)が出ている間は歯の表面でも通常以上の再石灰化が起こる可能性はあると思われます。

しかし、刺激唾液の分泌が終わり、唾液のpHが下がると、重曹洗口をしない場合と同じになります。
すなわち、唾液のpH低下によりカルシウム結合タンパクの分解も停止し、それによるカルシウムイオンへの吸着が再開されます。余剰のカルシウムイオンの発生は止まります。
また、唾液のpH低下により、歯垢内pHの上昇のペースも落ちます。
また、虫歯の穴の中と異なり、余剰のイオンが残っていても唾液により流され、飲み込まれます。

そのため、再石灰化は通常程度に戻ると見られ、歯の表面での再生・成長は困難であると推察されます。



2. 虫歯の穴を埋めたのは歯石なのか?


① 歯石説


以上の見解は、あくまでも当ブログ管理人の仮説です。
実際は虫歯の穴が埋まるのは、ハイドロキシアパタイト(歯の主要構成成分)の再生ではないのかもしれません。
だとすると、重曹洗口で穴が埋まる現象をどう理解すれば良いのでしょうか。

前述の匿名の歯科医師は、重曹洗口で虫歯の穴を埋めたのは歯石であると言います。
そして、歯石は多孔性なので、細菌などがスカスカ通るため、穴が埋まっても数年後にはその下に虫歯ができることもありうる、と指摘しています。
 参照⇒重曹うがいってどうなの。 -歯科医師の暴露日記

確かに、口内環境がアルカリ性に傾くと、虫歯ができにくくなる代わりに歯石がつきやすくなる、とされています。
 参照⇒予防歯科 | 日本橋桜通り歯科クリニック 

しかし、mabo400氏のブログに掲載された、埋まりつつある歯の穴の画像を見ると、歯石には見えません。歯の表面と同じ色であり、同じ質感を呈しています。
 参照⇒「重曹水」で虫歯が治った症例2 (4)


② 歯石であっても問題なし


また、仮に歯石であったとしても、その下に虫歯ができるという点には疑問があります。
というのも、歯石は細菌がスカスカ通るのであれば、重曹水はもっとスカスカ通ります。よって、虫歯菌が歯石の中に入り込んでも、重曹水は直ちに追いついて菌の活動を抑制し、酸を中和します。

歯石の中は、歯ブラシは当然届かないので、歯垢ができるでしょう(ごく微量ですが)。しかし、重曹洗口を続ければ、それも歯石化されてしまうはずです。
そして、これを繰り返せば、歯石の中のすき間は、水は通っても菌が通れないほど狭くなるでしょう。

なので、重曹洗口を続ける限り、この歯石は虫歯を悪化させることはないと思われます。

ちなみに、歯科医師の丸山和弘氏も、歯垢が完全に石灰化すると虫歯菌は活動できないため、歯石の下は虫歯になりにくいとしています。
 参照⇒虫歯と歯石はライバル関係!? 虫歯トリビア

普通の歯石でさえ、その下が虫歯になりにくいのであれば、細菌の通れない歯石なら、なおさら虫歯にはならないはずです。
とすれば、これは歯石でできた虫歯の詰め物と言ったところでしょうか。

我々が避けねばならないのは、虫歯が象牙質を貫通して神経に侵入することです。
たとえ歯石であっても、弊害がなく、かつ象牙質やエナメル質を覆うことで神経までの距離を稼いでくれるのであれば、それはもはや詰め物と呼んで良いのではないかと思います。

もっとも、歯石も主成分はカルシウムですから、酸性環境下では溶解するでしょう。
これを防ぐには、一生、重曹洗口を続けなくてはなりませんが、時間も金も歯磨きよりかからないので、大したことではありません。


③ 象牙質もどき


ついでですが、水(液体)は通っても菌が通れないという性状は、まるで象牙細管のようではありませんか(ただし、まれに虫歯菌が象牙細管を通って神経に入ることがあるそうです)。
となると、象牙質に達した虫歯に、このような歯石ができると、それは象牙質が再生したのと同じようなことなのかもしれません(材質も硬さも違いますが)。
まあ、これは素人のヨタ話として受け取っていただいて結構です。



3.重曹洗口否定論と現実の虫歯改善効果


以上のように、重曹洗口の効果を否定する見解は、どれも説得力に欠けます。
私のような素人さえ、簡単に納得させられないからです。
とはいえ、それに対する私の反論も、所詮は素人談義の域を出ませんから、否定論を論破したとまで言うつもりはありません。

否定論に立つ歯科医師は、すでに確立された歯科医学の理論に忠実な立場から発言しているのでしょう。
しかし、最近、YouTubeで見た武田邦彦氏の動画で、同氏は、
「理論上はこうなると確信していても、実験してみるとそうならなかったということは、いくらでもある」
と述べていました。
磐石に見えた理論が覆ることなど、これまでどの学問領域でも起こっています。
であれば、確立された理論や通説は、必ずしもあらゆる議論を決着させる決定的根拠たりえないと言わねばなりません。

さらに重要なのは、重曹洗口による実際の虫歯の改善例です。
無論、このブログでご紹介した改善例は、医学的なエビデンス(効果があるという証拠)としての価値を持つものではありません。
しかし、私もその効果を実際に経験している以上、これをでっち上げと決めつけることはできません。
そもそも重曹洗口に効果がないなら、私がわざわざ時間を費やして、ブログ記事を9本も書いて世間に勧める理由がありません。mabo400氏についても同じです。

それゆえ虫歯の改善例のデータも一概に無視できないという前提に立つなら、そして否定論の説得力の弱さに鑑みれば、今後、理論の側が修正を迫られる可能性も否定し切れません。

無謬である保証のない理論に基づく否定論と、虫歯が改善した現実。どちらを重視するべきか、皆さんもよく考えていただきたいと思います。

最後に、精神科医の和田秀樹氏の言葉を引用させていただきます。
「これまでの説が間違いかもしれないと思ったときに、改めたり、研究の対象にするのが科学者の姿勢だろう。
旧来の説に対する批判や異論を一笑に付していたら科学と言えない。
エビデンスを求めるというのも、これまでの治療指針が本当に正しいかを検証し、間違っていたら変えるためのものだ。
ずっと変わらない治療方針というのでは、なんらかの圧力や忖度さえ疑ってしまう」
 引用⇒和田秀樹氏「“変わらないもの”を信じ続けるリスクとは? 権威の傲慢、エビデンス検証の怠慢を疑おう」 (日経ビジネスオンライン)


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新説「深い虫歯も重曹で治る」② ~唾液より重曹水が有利(虫歯の進行を自力で止める3-4) 

新説「深い虫歯も重曹で治る」③ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-5)

新説「深い虫歯も重曹で治る」④ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-6)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑤ ~治った実例(虫歯の進行を自力で止める3-7)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑥ ~効果的な方法と注意点(虫歯の進行を自力で止める3-8) 

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑦ ~否定論の嘘(虫歯の進行を自力で止める3-9)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑧ ~重曹による虫歯の再生(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-10) 

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新説「深い虫歯も重曹で治る」⑧ ~重曹による虫歯の再生(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-10)

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新説「深い虫歯も重曹で治る」⑦ ~否定論の嘘(虫歯の進行を自力で止める3-9)の続きです。
 

1. タンパク質による歯の成長の抑制


① カルシウム結合タンパク


すでに別の記事で述べたように、歯の再石灰化とは結晶としての歯の成長であり、それに必要な要件は周囲の溶液の過飽和です。
そして、唾液に含まれるカルシウムイオンとリン酸イオンは中性域でも過飽和となっています。
とすれば、両イオンが過飽和にあるときは、常に歯が成長して大きくなるはずですが、実際はそうはなりません。

その理由は、人の唾液に含まれる、スタセリンやプロリンリッチプロテインなどのタンパク質です。
これらのタンパク質はカルシウム結合タンパクと呼ばれ、カルシウムイオンに強く吸着し、歯の余計な結晶成長を強力に抑えます。これによって、歯は本来の形状を保つとされています。
また、その働きは非常に強く、極少量でも作用すると言われています。
 参照⇒中嶋省志氏「歯のBiomineralization」(加藤 隆史氏監修『バイオミネラリゼーションとそれに倣う新機能材料の創製』2014年、シーエムシー出版所収)95頁。
 ⇒歯におけるカルシウムの増減 (土井 豊氏 朝日大学歯学部)
 ⇒KAKEN ? 研究課題をさがす | 唾液カルシウムの歯石への沈着機構に関する研究」


② カルシウム結合タンパクの作用についての疑問


ただ、余談になりますが、このタンパクの作用によって歯の過大な成長が抑えられるという説には疑問があります。

もしカルシウム結合タンパクがそのような働きをするとしたら、飲食後の再石灰化も、同様に妨げられてしまうはずです。
極少量でも作用するのなら、なおさらです。

それとも、カルシウム結合タンパクは、歯が飲食で溶けた分だけ再石灰化し、元に戻ったタイミングで初めて作用するというのでしょうか。
一体、いかなる仕組みでそのようなことが起こるのか、見当もつきません。

或いは、カルシウム結合タンパクの分泌自体が、再石灰化による歯の修復が終わるころに始まるのでしょうか。
しかし、歯の修復が完了するには食後数時間かかると言われています。その上、飲食物のpHや、含まれる糖類の量によって、この時間は違うはずです。

もしそうなら、このタンパクは、飲食のつど異なる修復完了のタイミングに合わせて分泌し始めることになります。それには、飲食物のpHか歯の修復完了を感知する仕組みが必要です。
主観になってしまいますが、生物の機構はそこまで都合良く出来てはいないのではないでしょうか。

とは言え、カルシウム結合タンパクの分泌と作用には、素人の私が知らない仕組みがある可能性も否定できません。



2. 虫歯の穴が再生する仕組み(仮説)


① カルシウム結合タンパクの分解


仮に、歯が飲食で溶けた分を超えて再生しない理由がカルシウム結合タンパクの作用であるとしたら、重曹洗口で虫歯の穴が浅くなる現象の説明が、以下のように可能になります。
ただし、これは当ブログ管理人の仮説です。

重曹水のようなアルカリ性の液体にタンパク質を分解する作用があることは、よく知られています。
なので、重曹洗口によって虫歯の穴の中の水分が重曹水に置き換わった後、そこに唾液が流入すると、カルシウム結合タンパクが分解されるのではないでしょうか。
そして、カルシウム結合タンパクの吸着から逃れた分、多くのカルシウムイオンがリン酸イオンとともに歯に取り込まれ、脱灰した分以上に再生するものと推察されます。


② 重曹水の中でのイオンの過飽和


ただ、重曹水の中に唾液が少々入ったところで、イオンの量は重曹水に対して少ないため過飽和にならず、再石灰化はできないという反論が予想されます。
これについては、他の記事でも述べましたが、中性領域で唾液に溶けているカルシウムイオンは、水に溶ける量の10倍程度以上、リン酸イオンで50倍程度以上と言われています。
 参照⇒中嶋氏、前掲論文、96頁。

この値が弱アルカリ性領域においても同程度だとすれば、穴の中の重曹水の、少なくとも1/9ほど唾液が入ると、濃度に関しては過飽和になります。

また、カルシウムイオンとリン酸イオンの(過)飽和度に対し、pHの影響は濃度の影響より名目上、遥かに大きいとされています。
 参照⇒中嶋氏、前掲論文、94頁。

洗口に用いられる重曹水のpHは8.0前後です。これを考慮すると、唾液の流入量が1/9未満でも過飽和となりえます。

このように、濃度とpHの両面で、虫歯の穴の中は過飽和となり、再石灰化が可能になります。
 参照(当ブログ記事)⇒新説「深い虫歯も重曹で治る」③ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-5)


③ 歯垢内pHの早い上昇


次に、虫歯の穴の中で重曹水が過飽和となっても、歯垢内でもそれが維持できるかが問題となります。

pH7.5~8.0の刺激唾液によって歯垢内pHが再石灰化可能域(5.5以上)に入るには、食後20~30分かかります。
一方、重曹洗口なら唾液より高pHで、また唾液よりはるかに多い量で口をゆすぐので、唾液の自然分泌の場合より相当早く5.5を回復するものと思われます。

重曹洗口を提唱する歯科医師のmabo400氏は、重曹水で口をゆすげば、歯垢内でも
「瞬時にpHは上がる=電気が流れない=歯が溶けるのが止まる=再石灰化が始まる」
と述べています。
 引用⇒電気化学的虫歯予防法 (8)

とはいえ、pH5.5を回復しても重曹水の8.0よりは低いので、穴の中の歯垢内ではイオンの過飽和度も抑えられることになりますが、イオン濃度は変わらないため、再石灰化は可能と考えられます。


④ カルシウムイオンが多い状態が継続する


食後、時間が経つと唾液はpHの低い安静時唾液となります。なので、唾液の流入が増えるにつれ、穴の中の水分のpHは低下し、それによりカルシウム結合タンパクの分解も止まります。

しかし、流入の始めの段階でカルシウム結合タンパクが分解された分、これに吸着されないカルシウムイオンが残存して推移する可能性もあります。
なぜなら、分解作用の停止後に新たなカルシウム結合タンパクが入ってきても、無制限にカルシウムと結合できるわけではないと考えられるためです。

従って、穴の中が唾液に置き換わっても、通常(穴の外)に比べてカルシウムイオンは何割か多い(推測です)状態になり、これも再石灰化(ないし再生)に回るのではないかと推察されます。


⑤ まとめ


以上をまとめると、虫歯の穴の中に重曹水が満ちた状態で唾液が流入すると、カルシウム結合タンパクが分解されることで、歯に取り込まれうるカルシウムイオンが相対的に増加することになります。
とともに、歯の構成イオンは濃度とpHの両面で過飽和となり、再石灰化が可能となります。
そして、カルシウムイオンが多い状態は、カルシウム結合タンパクの分解が終わった後も継続します。
これにより、飲食で溶けた分の再石灰化を超えた、歯の再生が可能となるのではないかと考えられます。


長くなるので、一度切ります。
新説「深い虫歯も重曹で治る」⑨ ~重曹による虫歯の再生(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-11)に続きます。


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新説「虫歯は金属腐食である」①(虫歯の進行を自力で止める3-1)

新説「虫歯は金属腐食である」②(虫歯の進行を自力で止める3-2)

新説「深い虫歯も重曹で治る」① ~効く仕組み(虫歯の進行を自力で止める3-3)

新説「深い虫歯も重曹で治る」② ~唾液より重曹水が有利(虫歯の進行を自力で止める3-4) 

新説「深い虫歯も重曹で治る」③ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-5)

新説「深い虫歯も重曹で治る」④ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-6)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑤ ~治った実例(虫歯の進行を自力で止める3-7)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑥ ~効果的な方法と注意点(虫歯の進行を自力で止める3-8) 

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑦ ~否定論の嘘(虫歯の進行を自力で止める3-9) 

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑨ ~重曹による虫歯の再生(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-11)
 
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新説「深い虫歯も重曹で治る」⑦ ~否定論の嘘(虫歯の進行を自力で止める3-9)

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新説「深い虫歯も重曹で治る」⑥ ~効果的な方法と注意点(虫歯の進行を自力で止める3-8)の続きです。


虫歯の進行を止めるばかりか、象牙質に達した虫歯まで浅くなるという、歯科医学の常識を根底から覆す重曹洗口。

しかし、何人かの歯科医師は「重曹うがいには効果がない」と、これを否定しています。
予備知識を持たない人がそれを読むと、
「やはり重曹で虫歯が治るなんて嘘なのか」
と思うかも知れません。

ところが否定論をよく検討してみると、あろうことか、歯科医学の基本に矛盾する発言や、重曹について無理解な主張が堂々となされています。
信じられないことですが、これでは嘘を言っているのは否定論に立つ歯科医師の方ではないかと言わざるをえません。

この記事では、否定論の指摘が本当に正確なのか検証します。


1. 重曹には歯垢内の酸を中和する効果はないのか?


① 中和不可能論


すでに別の記事で説明したように、重曹洗口を行なうと、重曹水に豊富に含まれる炭酸水素イオンが、歯垢内の酸を中和する(つまりpHを上げる)ものと考えられます。

ところが、ある匿名の歯科医師は、これを
「びっくりするほど的外れな考えだ」
と一蹴した上で、
虫歯の原因であるプラーク(歯垢)は細菌とそれを保護するグルカンであり、細菌はグルカンによって護られているため、口腔内のpHとは関係なしに歯を溶かす、としています。
 引用と参照⇒重曹うがいってどうなの。 -歯科医師の暴露日記


② 唾液で中和できるなら重曹水でも可能、むしろ好都合


これには私がびっくりしてしまいました。
もし重曹水に含まれる炭酸水素イオンによって歯垢内の酸を中和することが不可能というのであれば、唾液に含まれる炭酸水素イオンによっても、やはり酸の中和は無理ということになってしまいます。

確かに、各種薬剤が歯垢内に容易に浸透しないのは知られています。しかし、唾液の中の炭酸水素イオンが歯垢内で酸を中和するのは、歯科医学の基礎の基礎です。
であれば、炭酸水素イオン濃度が唾液より高い重曹水で中和ができても、おかしくないではありませんか。

その上、重曹洗口では、自然分泌の唾液より、はるかに多い量で口の中をゆすぎます。その分、炭酸水素イオンは唾液中のそれより大量に供給されます。
なので、むしろ唾液よりも酸の中和には好都合なぐらいです。
 参照(当ブログ記事)⇒新説「深い虫歯も重曹で治る」② ~唾液より重曹水が有利(虫歯の進行を自力で止める3-4) 


③ 唾液が歯垢に浸透しやすいという根拠はない


それとも、唾液内の炭酸水素イオンは歯垢に浸透できても、水溶液中の同イオンは浸透できないという根拠があるのでしょうか。
なるほど、唾液は単なる水ではなく、色々な酵素やタンパク質、無機質などが含まれています。
しかし、その中に、菌の保護役であるグルカン(やフルクタンなどの多糖類)を分解する働きを持つ物質は見当たりません。
 参照⇒唾液の組成 (みんなの歯学~歯学総合研究所)

にもかかわらず、唾液が歯垢内に入り込みむことで酸を中和できるのなら、重曹水で中和できてもおかしくはありません。

従って、匿名氏の批判は妥当ではないと言わざるをえません。


④ 虫歯菌は洗口後も酸をつくるか?


また別の歯科医師は、重曹洗口をしても、その後、虫歯菌が酸をつくるし、酸が虫歯菌を活性化させる訳ではないから、虫歯の予防には役立たない、また、洗口で重曹を歯垢に浸透させることはできない、と述べています。
 参照⇒歯の黄ばみは重曹で落とせるって本当? (デンタルサロン・プレジール)

しかし、酸をつくる材料となる砂糖は水に溶けやすいので、水でゆすげば直ちに洗い流すことができます。
 参照⇒虫歯と虫歯予防のすべて17 ひぐち歯科クリニック

食べカスについても、大半は洗口で除去できるとされています。
 参照⇒歯磨きは食後いつするのがベストか? ほのぼの歯科・矯正歯科

砂糖や食べカスの除去は、真水ではなく重曹水でも可能です。よって、重曹洗口の後は、少なくとも糖類の分解で酸をつくることは、かなりの程度、できなくなります。

次に、虫歯菌の解糖酵素が効率よく働くpHは低い(5付近)ので、pH8前後の重曹水で洗口することで歯垢内pHを高めれば、酵素の活性が低下し、それゆえ酸の産生が減ります。
 参照⇒酸で歯が溶ける?その2

また、重曹洗口で歯垢内に浸透するのは、重曹(炭酸水素ナトリウム)そのものではなく炭酸水素イオンです。これについてはすでに説明しました。

よって、重曹洗口で口内や歯垢内のpHを上げることで、虫歯の進行阻止や予防を期待することは可能です。

 

2. 虫歯の穴を埋めるのは不可能なのか?


① 虫歯は再生不可能とする見解


次に、重曹洗口で虫歯の穴が浅くなるという現象については、どうでしょうか。

歯科医師の柴田氏と鈴木氏は、以下のように述べています。
エナメル質は結晶(小柱)構造となっていて、単なる化学反応で再生する(穴が浅くなる)ものではない。
また、エナメル質は多種類の成分でできており、単なるカルシウムの塊ではない。
よって、飲食による脱灰後の再石灰化というレベルを超えて、虫歯の穴が埋まることはない。
 参照⇒重曹うがいで虫歯で空いた歯の穴が埋まる症例 (歯チャンネル88 回答7および8)
 

② 反論


これに対しては以下のように考えます。

  A 化学反応について

飲食後、唾液から供給されるカルシウムイオンとリン酸イオン、水酸イオンが歯に取り込まれる際、化合してハイドロキシアパタイトとなるのは、化学反応です。これによって再石灰化が日々行なわれています。
同じ化学反応を要件とする現象であるのに、再石灰化は可能で、再石灰化の規模を超えた再生はできないというのは不可解です。


  B 結晶構造について

歯が結晶構造であるから再生しないとすれば、あらゆる結晶は成長しないことになります。
また、通常の飲食後の再石灰化や、フッ素を使うことで可能とされる初期虫歯(表層下脱灰)の回復も不可能ということになってしまいます。


  C 微少元素について

エナメル質は、確かにカルシウムなどの三種類のイオンのほかにもナトリウム、マグネシウム、亜鉛、鉛、銅など、およそ40種類の微少元素から構成されます。
 参照⇒エナメル質 (Wikipedia)

そのため、単なる三種類のイオンのみの化合で歯が再生しないのであれば、飲食による脱灰後もやはり再石灰化しないはずです。
なぜなら、脱灰にともない、微少元素の多くは歯から脱落し、唾液とともに飲み込まれるはずであって、全量が歯に戻れるとは限らないからです(管理人の意見です)。
仮に、微少元素は歯に戻れるから再石灰化が可能であるのなら、同じく歯に戻れるから再生も可能ということになります。

そもそもエナメル質には歯髄(神経)から象牙細管を通って栄養が供給されます。
 参照⇒横澤歯科医院 - よくある質問と回答

であれば、エナメル質の微少元素も、歯の外からではなく歯髄から供給されるのではないでしょうか。
それは、もともと歯が形成されたときに、すでに歯にあるものですから、その後も歯の内側から供給されても、おかしくありません。

従って、歯の周囲に歯の主要構成イオンがあれば、それ以外の成分は歯の内側から来ることで再石灰化が起こるのであって、再生もまた同じ過程を経てなされうるものと考えます。
もし微少元素が内側から来ないのなら、上に指摘したように、再石灰化もできないことになります。


  D 象牙質について

ちなみに、象牙質については、象牙質を酸性(pH4.0または5.0)の乳酸で脱灰した後、石灰化液に漬けたところ、脱灰部位の石灰化密度が上昇したという実験報告もあります(石灰化液とは歯の構成イオンを含む液体です)。
 参照⇒中嶋省志氏「歯のBiomineralization」(加藤 隆史氏監修『バイオミネラリゼーションとそれに倣う新機能材料の創製』2014年、シーエムシー出版所収)92、93頁。


③ 歯の再生を妨げるもの


以上のように、柴田氏と鈴木氏の言う、歯が再生できない理由となる事実は再石灰化をも妨げるものです。
それゆえ、もし両氏の指摘が正しいなら、飲食の都度、歯は溶けて元に戻らないことになります。また、初期虫歯の回復も起こらないはずです。しかし、事実はそうではありません。

飲食で溶けた分の再石灰化が日々起こっているという現実は、飲食によって溶けた分以上に歯が再生することも本来可能であることを示唆しているではないでしょうか。
にもかかわらず、再生が起きないのは、何らかの原因によってそれが妨げられているということであり、重曹洗口はそれを除去するのではないでしょうか(ただ、もしそうなら、重曹洗口をすると歯は本来の大きさを超えて成長してしまうことになりますが、これについては後で説明します)。

そして、その原因に該当しそうなものは、あるタンパク質です。


長くなるので、一度切ります。
新説「深い虫歯も重曹で治る」⑧ ~重曹による虫歯の再生(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-10)に続きます。


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新説「虫歯は金属腐食である」②(虫歯の進行を自力で止める3-2)

新説「深い虫歯も重曹で治る」① ~効く仕組み(虫歯の進行を自力で止める3-3)

新説「深い虫歯も重曹で治る」② ~唾液より重曹水が有利(虫歯の進行を自力で止める3-4) 

新説「深い虫歯も重曹で治る」③ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-5)

新説「深い虫歯も重曹で治る」④ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-6)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑤ ~治った実例(虫歯の進行を自力で止める3-7)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑥ ~効果的な方法と注意点(虫歯の進行を自力で止める3-8) 

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑧ ~重曹による虫歯の再生(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-10)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑨ ~重曹による虫歯の再生(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-11)

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新説「深い虫歯も重曹で治る」⑥ ~効果的な方法と注意点(虫歯の進行を自力で止める3-8)

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新説「深い虫歯も重曹で治る」⑤ ~治った実例(虫歯の進行を自力で止める3-7)の続きです。
 
前の記事では、重曹洗口で虫歯を治したり、予防した実例をご紹介しました。
この記事では、重曹洗口で、より効果的に虫歯に対処するための方法と、重曹洗口を行うにあたっての注意点をお知らせします。


1. 効果的な方法


① 重曹水の作り方、ゆすぐ時間、濃度


  A 作り方

重曹水は、水500mlに重曹3gを溶かして作ります。重曹水は、まとめて作っても、洗口のつど一回分ずつ作っても構いません。
そして、これを口に含んでグチュグチュとゆすぐ、たったこれだけです。
 参照⇒重曹が虫歯に効くワケ (67)

私は、いちいち作るのが面倒 なので、まず水を口に含んでから、スプーンの先で重曹をすくって口に入れ、そのままゆすいでいます。


  B ゆすぐ時間

mabo400氏によると30秒で充分だそうです。
 参照⇒重曹が虫歯に効くワケ (67) (Re[2]:重曹うがいの歯石定着リスクはどのていどあるのか?(01/17)のコメント)

食後は、一度真水でのゆすぎをした後に行なうと、より効果的と思われます(真水と重曹水の二段階で虫歯の穴の中の水分を入れ替えるため)。


  C 濃度

重曹水の濃度については、mabo400氏は、
「高濃度の方が効果は高いようです。バイオフィルム下に浸透するには、高濃度の方がベターなのかな・・・という印象です」
と述べています。
 引用⇒重曹が虫歯を救う!? 

とすると、洗口の後は、真水で口をゆすがない方が良いでしょう。ゆすぐと、口の中に残った重曹水が薄められ、口内と歯垢内のpHが下がるためです。

もっとも、真水でゆすがずとも遅かれ早かれ重曹水は唾液で薄まりますが、遅いに越したことはありません。
人によっては重曹水の味が不快かもしれませんが、水でゆすがず我慢した方が良さそうです。

ちなみに、mabo400氏は、
「心配な人は2倍の6gまでいけます」
と述べています。
 参照⇒「重曹水」で虫歯が治った症例1 (82) (Re[3]:「重曹水」で虫歯が治った症例1(03/26) のコメント )


② 重曹洗口のタイミング


重曹洗口のタイミングについては、mabo400氏は食後のほか食前と寝る前も勧めています。
 参照⇒重曹が虫歯を救う!? (前掲ページ)

  A 食前

虫歯菌の解糖酵素が効率的に働くpHは低くなっています(5付近)。
 参照⇒酸で歯が溶ける?その2

安静時の唾液のpHは6.8です。一方、重曹水は8.0あたりですから、食前に重曹洗口をして口内のpHを上げておくことで、食事中の虫歯菌の活動を抑えることが期待できます(管理人の見解です)。

ただし、飲食物が強い酸性である場合は、すぐに効果がなくなるでしょう。
とは言え、どの飲食物が強い酸性なのか、いちいち気にしていられませんから、虫歯が深い方は、食前は一律に重曹洗口をすれば良いと思います。


  B 寝る前

睡眠中も虫歯菌はバイオフィルムを分解して酸を産生します。
ところが、睡眠中は唾液の分泌量が減るため、唾液による抗菌作用や酸の中和作用が期待できません
 参照(当ブログ記事)⇒虫歯の進行を自力で止める1-4 ~知らないとヤバい基本の方法 ② (『3. 寝る前の歯磨きはなぜ大事か』の項)

寝る前の重曹洗口で口内をアルカリ性にしておくことで、菌の活動の活発化を遅らせたり、酸をあるていど中和することができると考えられます。


③ 他の製品との併用


体質的に虫歯になりやすい方や、虫歯の自発痛が出ていて、急いで対処する必要のある方は、重曹洗口に加えて、

  • フッ素、MIペースト、アパガードで再石灰化を強化

  • パーフェクトペリオやシステマEXで虫歯菌を殺菌

  • クリニカクイックウォッシュで歯垢を分解


などをすると、さらに効果的に虫歯を止められるかと思います。
 参照(当ブログカテゴリ)⇒虫歯 製品編 

私も、重曹洗口を始めたときは軽い自発痛が出ている状態でしたが、念のためMIペースト、アパガード、システマEXを併用し、乗り切りました(別の記事に詳細を書きます)。



2. 注意点


① 基本を守ること


いくら重曹洗口が虫歯に効果的と言っても、それは歯磨きや適切な食習慣の維持など、虫歯の進行を止めるための基本の方法を全て守った上での話です。重曹洗口だけで虫歯が治るわけではありません
 参照(当ブログ記事)⇒虫歯の進行を自力で止める1-3 ~知らないとヤバい基本の方法 ①
 ⇒虫歯の進行を自力で止める1-4 ~知らないとヤバい基本の方法 ②


② 重曹の種類とベーキングパウダー


重曹には薬用、食用、工業用の3種類がありますが、洗口に使う場合は一応口に入れるので、工業用は避けてください
 参照⇒予防歯科 | 日本橋桜通り歯科クリニック

また、スーパーなどでは重曹と一緒にベーキングパウダーという物も売っていますが、これは重曹にコーンスターチ(トウモロコシの粉)を混ぜたもので、要するに糖類(=虫歯菌のエサ)となりますから、避けたほうが賢明です。


③ 重曹の安全性


  A 塩分

重曹はケーキなどの膨らし粉や野菜のアク抜きとしても使われる普通の食品添加物です。
ナトリウムと、唾液にも含まれる炭酸水素イオンの化合物で、水に溶かすとナトリウムと炭酸水素イオンに分解するだけです。
なので、洗口した重曹水を少しぐらい飲んだとしても、人体には無害です。

ただし、ナトリウムを飲むのは塩(塩化ナトリウム)を摂るのと同じです。よって、高血圧その他の病気で塩分制限を受けている方は、飲まない方が無難でしょう。
 参照⇒重曹が虫歯を救う!? (前掲ページ)


  B 歯肉へのダメージ

アルカリ性の物質はタンパク質を分解する働きがあります。重曹水も弱アルカリ性なので、あまりひんぱんに洗口をすると歯肉を傷めるとされています。
また、洗口のさい、何分間も口に含んだままにするのは良くないでしょう(管理人の見解です)。


  C 歯石に注意

口内環境がアルカリ性になると、虫歯が発生しにくくなる一方で歯石ができやすくなります
なので、重曹洗口を続ける場合は、歯石になる前に歯垢を落とすよう、歯磨きを念入りに行いましょう。

 以上、A、B、Cにつき、参照⇒予防歯科 | 日本橋桜通り歯科クリニック (前掲サイト)


  D 重曹を使った歯磨きは?

重曹の粒で歯磨きをする人もいるようですが、これをすると歯のエナメル質が削れて虫歯になりやすくなるとされています。
ダイヤモンドの硬さを10としたときの鉱物の硬さの指標をモース硬度といいます。
エナメル質はモース硬度6~7、重曹は2.5ですが、繰り返し磨くことで削れてしまうそうです。
 参照⇒歯の黄ばみは重曹で落とせるって本当? (デンタルサロン・プレジール)


重曹洗口のさいは、以上に述べた効果的な方法や注意点を守って、実践してください。
今までさんざん暴れてきた虫歯のアホどもに、一発も二発もぶちかましてやりましょう!!


ところで、重曹洗口について検索してみると、歯科医師の間からは、その効果を否定する意見が幾つか出されていました。

次の記事、虫歯の進行を自力で止める3-9 ~新説「深い虫歯も重曹で治る」⑦ ~否定論の嘘で、否定論の是非を検討してみましょう。




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新説「深い虫歯も重曹で治る」① ~効く仕組み(虫歯の進行を自力で止める3-3)

新説「深い虫歯も重曹で治る」② ~唾液より重曹水が有利(虫歯の進行を自力で止める3-4) 

新説「深い虫歯も重曹で治る」③ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-5)

新説「深い虫歯も重曹で治る」④ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-6)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑤ ~治った実例(虫歯の進行を自力で止める3-7)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑦ ~否定論の嘘(虫歯の進行を自力で止める3-9)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑧ ~重曹による虫歯の再生(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-10)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑨ ~重曹による虫歯の再生(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-11)
 
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新説「深い虫歯も重曹で治る」⑤ ~治った実例(虫歯の進行を自力で止める3-7)

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新説「深い虫歯も重曹で治る」④ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-6) の続きです。


理論上は、重曹洗口で虫歯の予防や進行の阻止ができるとしても、実際はどれぐらいの効果があるのでしょうか。

そこで、重曹洗口の提唱者である歯科医師のmabo400氏が、実際に患者に重曹洗口を継続させた結果を調べてみると……。

なんということでしょう……。

虫歯の進行が止まるばかりか、虫歯の穴が浅くなった、治ったという事例がいくつも出てくるではありませんか!!


1. 重曹水で虫歯が治った実例


例えば、mabo400氏の娘さんが1年間重曹洗口をしたところ、少し大きかった虫歯がかなり小さくなりました。↓そのときのレントゲン写真もあります。
そしてmabo400氏はなんと、重曹なら虫歯が象牙質に入っても治ると言います。
 参照⇒「重曹水」で虫歯が治った症例1 (82)

↓ こちらは同じ娘さんの別の歯の写真です。虫歯の穴が浅くなっているのが分かります。
文中で「ダイアグノデント値」とあるのは、レーザーで計測した虫歯の深さです。
 参照⇒「重曹水」で虫歯が治った症例2 (4)

ダイアグノデント値(DD)が30以上になると象牙質に達しているそうですが、「範囲が狭い場合は、特に問題なし」だそうです。
実際、上の参照ページの虫歯は、80から30に改善しています。
ちなみに99が測定の限界値です。
 引用と参照⇒ダイアグノデント(DD)値99とは?

↓ こちらは患者さん。重曹洗口を2年間。写真とDDの推移が掲載されています。
「DD60がDD11に下がっているのが、もっとも変化が大きかったデータです」
とmabo400氏。
 引用と参照⇒今日のダイアグノデント3 (4)

またある患者さんは、DDが99だったのが、約半年の重曹洗口で37に改善しています。
 参照⇒今日のダイアグノデント6

↓ また別の患者さん。重曹洗口はさぼり気味でも、全ての虫歯が改善。
 参照⇒今日のダイアグノデント2

従って、
「I歯科では現在は、ダイアグノデント測定値で99の患者さん方でも、修復処置は必要なくなることが殆どという状況です」
「すでに当歯科医院では削る治療は過去のものになりました」
 引用⇒重曹が虫歯を救う!?



2. ネット上の声


以上はmabo400氏の患者さんの実例ですが、ネットで検索してみると、
「虫歯が治った」、
「進行しなくなった」
という声を拾うことができました。

「たった一日で虫歯の痛みが消えた」
 参照⇒虫歯の痛みが取れてびっくり!重曹うがいの驚きの効果!

「チョコレートを食べると虫歯にしみて痛かったのが、痛くなくなった」
 参照⇒虫歯が改善「重曹うがい」

「重曹で歯磨きをし始めてから1年以上、歯の詰め物が取れた状態でも虫歯が進行しない」
 参照⇒歯医者さんは教えてくれない虫歯と歯周病を撃退する3つの兵器まとめ

「治療した歯がまた虫歯になり治療するのを5年間何度も繰り返していたのが、重曹洗口をすると虫歯にならなくなり、この一年間は一度も歯医者に行っていない」
 参照⇒重曹うがい、重曹歯磨きで虫歯が治る?

「『虫歯になる事は一切無くなりました』。自分でも驚いて、椅子から転げ落ちる毎日を送っています」
 参照⇒1年間、重曹で歯を磨き続けたらどうなった? (後編)



3. 重曹洗口をやってみよう


① これは革命だ!!


これは驚きました。
なんと象牙質までやられても治ったとは……。
一度できた虫歯の穴は、再び盛り上がることはないというのが歯科医学の常識だったのに……。
修復処置が必要なくなるとは……。

こっ、これはすごい!! これは革命です!! 革命ですよ旦那!!  維新ですよ奥さん!!
これは試してみる価値がありますよ!!

重曹はスーパーの製菓材料コーナーに売っています。もちろん、ネットでも買えます。
食後、少量の重曹(3g)を水(500ml)に溶かして口をゆすぐ、たったこれだけです。
 作り方は、参照⇒重曹が虫歯を救う!? 

ただ、重曹洗口は臨床試験などは経ていないので、歯科医学の立場から「虫歯を治したり進行を止める効果がある」とは断定できません(素人の私が言うのも変ですが)。
しかし、上に紹介した実例を信用する限り、可能性は否定できないと思います。
自己責任で実践してみる価値は充分あると思います。


② 管理人もやってみた


虫歯菌が神経にまで侵入すると、自発痛(何もしなくても出る痛み)が起こります。当ブログ管理人は、虫歯の軽い自発痛が出ている状態で重曹洗口を始めました。
それまでは、どういうわけか毎月1回、4日間、軽い自発痛が起こっていました。ところが、重曹洗口を始めてからは自発痛は劇的に軽く、短く(1回につき数分間に)なり、やがて出なくなりました。
この記事を書いている時点でまだ7ヶ月しか経っていませんが、経過は良好です(詳しくは、別の記事に書く予定です)。

普通、自発痛が続いた後、痛みが消えるのは、歯の神経が死んだため、とされます。
しかし、神経が死ぬほど破壊されるときは、夜寝られないほどの強い痛みが起こるはずです。
また、神経が死んだ後は、虫歯菌が歯の下の組織まで侵食して、耐えられない痛みが出るとされています。
しかし、私の場合はどちらの症状もありません。

もし、神経に入りつつある虫歯まで重曹洗口で治ったとしたら、これは「革命」を超えて奇跡の方法と言えるでしょう。
と言っても、おそらく1~2年ほど経過を見ないと、治ったとは言えないかもしれませんが、期待は持てます。

【追記(平成30年7月3日)】
現在、重曹洗口を始めてから約1年2ヶ月になりますが、痛みなどの症状はありません。



4. 重曹洗口の社会的意義


① 虫歯は再発する


虫歯を削って詰め物を入れるとき、詰め物を接着剤で固定します。しかし、保険診療で使われる接着剤は唾液で溶けてしまうことがあります。
 参照⇒【保険診療と自由診療の違い6】接着剤 (初芝歯科クリニック)

接着剤が溶けると隙間ができ、そこに虫歯が発生しやすくなります。それを削って詰め物を入れても、また接着剤が溶けて治療→再発を繰り返し、最後は抜歯ということになります。
 参照⇒電気化学的虫歯予防法 (8)


② 虫歯による医療費負担


このように、虫歯は一度治療すればそれで終わりということにはならず、何度も再発するわけですから、そのことによる医療費負担の問題は深刻です。

少し古い数字ですが、平成22年(2010年)度の国民医療費統計によると、歯科診療医療費は2兆6020億円で、国民医療費全体(約37.4兆円)の7.0%を占めています。
これを他の生活習慣病の医療費と比較すると、第1位の悪性新生物(3.03兆円)に次いで二番目となります。
 参照⇒各種統計からみる歯科疾患の重み (厚生労働省)

もっとも、この額の全部が虫歯に関わるものではありません。虫歯の分はおそらく半分ぐらいでしょうか。
それでも国民一人当たり、年間1万円ほどになりますから、そこそこ大きな負担と言わざるをえません。


③ 虫歯を根絶できるかも


これに対し、重曹洗口で虫歯が治ったら、これは画期的な方法と言えるでしょう。
近い将来、重曹洗口が普及すれば、世界から虫歯は根絶されるかもしれません。
それは医療費の削減に寄与するということに加えて、人類の厄介な病気の一つが克服されるということでもあります。
その意義を考えると、この「重曹が虫歯に効く」という発見はノーベル賞に値するのではないでしょうか。

なので、この記事を読まれた方は、重曹洗口を試してください。そして効果があれば、ぜひネットや口コミで世間に知らせていただきたいと思います。


新説「深い虫歯も重曹で治る」⑥ ~効果的な方法と注意点(虫歯の進行を自力で止める3-8)に続きます。


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新説「深い虫歯も重曹で治る」③ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-5)

新説「深い虫歯も重曹で治る」④ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-6)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑥ ~効果的な方法と注意点(虫歯の進行を自力で止める3-8) 

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑦ ~否定論の嘘(虫歯の進行を自力で止める3-9)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑧ ~重曹による虫歯の再生(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-10)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑨ ~重曹による虫歯の再生(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-11)
 
 
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新説「深い虫歯も重曹で治る」④ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-6)

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新説「深い虫歯も重曹で治る」③ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-5)の続きです。


1. 重曹洗口なら再石灰化にも有利(続き)


① イオン濃度が低くても再石灰化は可能


虫歯の穴の中の水分は、外の唾液と入れ替わりにくいため、唾液に含まれるリン酸イオンとカルシウムイオンも、少しずつしか穴の中に入りません。
そうなると、穴の中に重曹水がある場合でも、唾液による再石灰化は穴の外側より遅れることになるのではないかという疑念が生じます。
これについては、以下のように考えられます。

重曹洗口の後、虫歯の穴の中の重曹水に唾液が入ると、カルシウムイオンとリン酸イオンは重曹水によって薄められ、濃度が下がります。

ところが、唾液に溶けているカルシウムイオンは、中性領域では、水に溶ける量の10倍程度以上、リン酸イオンで50倍程度以上とされています。
 参照⇒中嶋省志氏「歯のBiomineralization」(加藤 隆史氏監修『バイオミネラリゼーションとそれに倣う新機能材料の創製』所収、2014年、シーエムシー出版)96頁。

この数字が弱アルカリ性領域でもさほど大きく違わないとすれば、唾液が穴の中の重曹水の、最低で1/9ほど入れば、濃度に関しては過飽和に到達することになります。
その上、すでに見たようにpHの高さは濃度以上に過飽和度に影響しますから、唾液の流入のペースが遅くても再石灰化は可能であると思われます。

【補足】
ただし、唾液は、食事の直後など分泌量の多いときより、分泌量の少ない(pHも低い)安静時の方が、カルシウムイオンとリン酸イオン(無機リン)の濃度は高いとする報告もあります。
 参照⇒鈴木昭氏他「唾液の分泌速度,pH,緩衝能とカルシウム濃度,無機リン濃度の個人内変動」(『小児歯科学雑誌』42(3)、2004年所収)372頁に引用された海外論文。

一方、鈴木論文で発表された実験では、「無機リンでは安静時唾液の方が低い値が得られた」、「カルシウム濃度は明瞭な差はみられなかった」とされています。
 

② 水溶液では再石灰化は不可能?


ちなみに、MIペーストを製造するGC社では、
「おそらく、粉末、もしくは水溶液にしたリン酸カルシウムでは歯面に触れたとしても歯面には取り込まれないだろうし(不安定な状態になっていない)、停滞性がない」
と述べています。
 参照⇒リカルデント(CPP-ACP)や、リン酸カルシウムの虫歯予防効果について (歯チャンネル88 『回答4』)

ただ、GC社が言うのはリン酸カルシウムであって、リン酸イオンとカルシウムイオンではありません。
よって、前者では水溶液による再石灰化が不可能でも、後者で可能になるかどうかが問題となります。

これについては、象牙質を酸性(pH4.0または5.0)の乳酸で脱灰した後、石灰化液に漬けたところ、脱灰部位の石灰化密度が上昇したという実験報告もあります(石灰化液とは歯の構成イオンを含む液体です)。
 参照⇒中嶋氏、前掲論文、92、93頁。

従って、これに関しては肯定的に考えても良いと思われます。


以上は、典拠を示したものを除き、当ブログ管理人の仮説です。

この見方が正しければ、虫歯の穴の中で酸を急速に中和し、再石灰化を促進するには、重曹洗口が唾液の自然分泌に勝る(歯磨きや真水洗口も相当の効果あり)と言えましょう。
よって、予防は無論のこと、穴が開いた虫歯であっても、その進行を阻止するうえで、重曹洗口は有効な手段であると考えられます。

ただ、虫歯の穴が再石灰化によって浅くなる可能性を論証するには、pHや過飽和度以外にもさらにクリアすべき点があります。
それについては新説「深い虫歯も重曹で治る」⑧ ~この説は嘘なのか?(2)(虫歯の進行を自力で止める3-10)で述べることとします。

その前に、理論上のことはともかく、実際に重曹洗口を行なったら、どのような結果が出るのでしょうか。
次の記事でご紹介するのは、重曹洗口で虫歯の穴が浅くなった、進行が止まったという幾つもの実例です。


新説「深い虫歯も重曹で治る」⑤ ~治った実例(虫歯の進行を自力で止める3-7)に続きます。


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新説「深い虫歯も重曹で治る」① ~効く仕組み(虫歯の進行を自力で止める3-3)

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新説「深い虫歯も重曹で治る」⑤ ~治った実例(虫歯の進行を自力で止める3-7)
 
新説「深い虫歯も重曹で治る」⑥ ~効果的な方法と注意点(虫歯の進行を自力で止める3-8) 

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑦ ~否定論の嘘(虫歯の進行を自力で止める3-9)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑧ ~重曹による虫歯の再生(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-10)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑨ ~重曹による虫歯の再生(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-11)
 
 
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新説「深い虫歯も重曹で治る」② ~唾液より重曹水が有利(虫歯の進行を自力で止める3-4)の続きです。


重曹洗口と唾液の自然分泌を比較すると、酸の中和と再石灰化の早さの差が、より著しく現れるのは虫歯の穴の中であると思われます。
ただし、この記事の内容は、典拠を明記したもの以外、当ブログ管理人の仮説です。


1. 重曹洗口なら酸の中和が早くできる


① 虫歯の穴の中では中和が遅れる


虫歯で歯に穴が開くと、入り口は小さくても穴の中は大きく空洞が広が ります。
 参照⇒きたじま歯科医院 -診療のご案内 - 虫歯について知ろう!  (『2)虫歯の成り立ち 4.虫歯の形態』の項)

なので、飲食後、穴の中に糖類や酸性の飲食物の溶けた唾液や水分が入っていても、入り口が小さいために外の唾液との入れ替わりが起こりにくくなります。
その分、唾液による酸の中和は穴の外よりも遅れます。そして、遅れた分だけ脱灰が続いてしまいます。
穴が食べカスでふさがれていると、なおさらです。

また、そもそも分泌された唾液は口の中のすみずみまで均等に行き渡るのではないため、pHも場所によって異なるとされています。
 参照⇒鈴木昭氏他「唾液の分泌速度,pH,緩衝能とカルシウム濃度,無機リン濃度の個人内変動」(『小児歯科学雑誌』42(3)、2004年所収)373頁に引用された海外論文。

ましてや、虫歯の穴の中となれば、飲食後、pHの上昇が遅くなるのは必然です。


② 重曹水でゆすげば、早い中和が可能に


  A ゆすぐ動作で穴の中の水分を入れ替え

虫歯の穴の中に外から液体を豊富に送り込み、入れ替えるには、ゆすぐ動作が不可欠と思われます。
口内で液体を揺さぶり、口の内圧を高めたり緩めたりを繰り返すことで、穴の中の水分を入れ替えしやすくできるはずです。
また、上の歯の穴も、ゆすげば外の液体と接しやすくなります(このとき、顔を上に向けたり、頭を横に倒したりすれば、一層効果的でしょう)。

ところが、飲食後の酸の中和を自然分泌の唾液にまかせる場合は、普通はゆすぐことがありません。穴の中の水分との入れ替わりは、ゆっくりとしか進みません。

それに対し、重曹洗口は、唾液よりも大量の液体でのゆすぎです。なので、穴の中の水分との入れ替わりは急速に行なわれます。
また、唾液だけの場合のような中和の不均等が生じにくくなります。


  B 高いpHで脱灰を短縮

さらに、重曹水はpHも唾液より高いという点も中和に好都合となります。
重曹洗口の提唱者である歯科医師のmabo400氏は、重曹洗口によって、歯垢内では
「瞬時にpHは上がる=電気が流れない=歯が溶けるのが止まる=再石灰化が始まる」
と述べています。
 引用⇒電気化学的虫歯予防法 (8)

よって、食後すぐに重曹洗口をすれば、穴の中でもすぐに酸を中和し、普通は食後も数十分続く脱灰を一気に短縮できます。
 
以上のように、虫歯の穴の中における酸の中和には、唾液の自然分泌より重曹水でゆすぐ方が有利と考えられます。


③ 真水でも効果あり


話が横にそれますが、真水であっても、ゆすげば食べカスの大半は除去できるとされています。
 参照⇒歯磨きは食後いつするのがベストか? ほのぼの歯科・矯正歯科

一方、歯垢内の酸については、真水ではすぐには中和できないと言う指摘もあります。
 参照⇒きたじま歯科医院 -診療のご案内 - 虫歯について知ろう! (前掲サイト『2)虫歯の成り立ち 3.虫歯の落とし穴』の項)

しかし、当ブログ管理人の経験では、飲食後、真水で口をよくゆすぐ(30秒×2回)だけでも虫歯の進行阻止の効果はあります。
この方法で、詰め物の下の虫歯の進行を相当長期間(約6年間。ただし、このうち約2年間はライオン社のシステマEXを併用)にわたって遅らせることができました(別の記事に詳細を書きます)。
よって、真水洗口でも食べカスの除去と酸の中和は相当程度、可能と思われます。

また、歯磨きの場合も、食べカスの除去は当然できるとして、磨いた後のゆすぎを丁寧に(20秒ぐらい?)行なえば、酸を中和する効果は真水洗口と同じくらい期待できると思われます。



2. 重曹洗口なら再石灰化にも有利


① 虫歯の穴の中は再石灰化も遅れる


すでに述べたように、虫歯の穴の中の水分は外の唾液との入れ替わりが起こりにくくなります。
そのため、飲食後の穴の中の歯垢内pHは、再石灰化ができる下限である臨界(5.5)より下から、ゆっくりとしか上がりません。

しかも、飲食後、時間が経つと唾液は分泌量が減り、pHも下がって安静時の状態(pH6.8)に戻ります。
当然、穴の中に入る唾液も次第にpHの低いものになり、それにともない、穴の中の歯垢内pHが上がるペースも落ちてしまいます。
そうなると、必然的に穴の外よりも再石灰化に時間がかかることになります。

普通、再石灰化によって歯の修復が完了するには数時間かかる、とされています。
 参照⇒きたじま歯科医院 -診療のご案内 - 虫歯について知ろう!  (前掲サイト『2)虫歯の成り立ち 2.虫歯の条件』の項)

これは、おそらく歯の表面のことでしょうから、穴の中はさらに時間がかかると見られます。再石灰化が終わらないうちに次の食事が始まり、さらに脱灰するということもありえます。
これでは虫歯は進行する一方です。


② 重曹洗口は再石灰化を強く早く促す


では、飲食後の重曹洗口によって穴の中に重曹水が入っていれば、どうでしょうか。


  A 再石灰化の条件は高いpH

歯は結晶ですから、再石灰化とは別言すると結晶成長です。

溶液中で結晶成長が起こるためには、溶液が過飽和であることが必要とされます。
そして、過飽和度が大きくなるほど成長速度も増加するとされています。
 参照⇒晶出とは (コトバンク 日本大百科全書〔ニッポニカ〕の解説)

唾液におけるカルシウムイオンとリン酸イオン(どちらも歯の成分)の過飽和度は、それらの濃度に比例します。
一方、過飽和度に対するpHの影響は、カルシウムイオンとリン酸イオンの濃度の影響より名目上、遥かに大きいとされています。
 参照⇒中嶋省志氏「歯のBiomineralization」(加藤 隆史氏監修『バイオミネラリゼーションとそれに倣う新機能材料の創製』所収、2014年、シーエムシー出版)94頁。

つまり、濃度の上昇よりもpHの上昇の方が、過飽和度の上昇に寄与するということです。

なので、食事などのさいに出る高pHの刺激唾液の方が、低pHの安静時唾液よりカルシウムとリン酸の過飽和度は高いとされます。
 参照⇒歯におけるカルシウムの増減 (土井 豊氏 〔朝日大学歯学部〕)


  B 重曹洗口で高いpHを実現

すでに見たように、重曹水のpHは唾液より少し高い8.0前後です。穴の中の重曹水に唾液が流入すると、重曹水のpHが高い分、イオンの過飽和度も高くなります(ただし、イオン濃度は低下しますが、これについては後で述べます)。

また、これもすでに述べたように、唾液よりpHの高い重曹水が虫歯の穴に満ちれば、歯垢内pHはすぐに臨界(pH5.5)を回復しますが、これは再石灰化可能域に戻ることでもあります。
さらに、その後の歯垢内pHの上昇も唾液の場合より早くなると考えられ、もしそうなら、これも再石灰化に寄与することになります。

ただ、歯垢内pHが5.5を回復しても重曹水の8.0よりは低いため、歯垢内ではイオンの過飽和度も低下すると考えられます。
しかし、重曹水は唾液よりpHが高い分、過飽和度が低下しても唾液の場合よりは高いため、再石灰化を唾液より強く促すものと思われます。

仮に、食後に何もしない場合は、穴の中の水分には酸性の飲食物も混じっていますから、ここに唾液が少しずつ入ったところで、pHの上昇は緩慢になります。
歯垢内では、上昇はさらに遅れ、再石灰化も先延ばしです。
重曹洗口は、このような不都合を解消します。



3.まとめ


以上をまとめると、食後の重曹洗口による、虫歯の穴の中での効果は以下の二点です。

  1. 穴の中の水分を重曹水と入れ替えることで、歯垢内pHを急速に上げます。
    これにより酸を中和し、脱灰を一気に短縮します。

  2. 歯垢内pHを直ちに再石灰化可能域に上昇させます。 
    同時に重曹水内でのカルシウムイオンとリン酸イオンの過飽和度をpHの面で高めます。
    これらによって再石灰化の条件が早く強力に整います。
  3.  
このように、虫歯の穴の中でも、酸の中和と再石灰化の両面で、重曹洗口は唾液の自然分泌よりも有利となります。
 

長くなるので、一度切ります。
新説「深い虫歯も重曹で治る」④ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-6)に続きます。 


関連記事
新説「虫歯は金属腐食である」①(虫歯の進行を自力で止める3-1)

新説「虫歯は金属腐食である」②(虫歯の進行を自力で止める3-2)

新説「深い虫歯も重曹で治る」① ~効く仕組み(虫歯の進行を自力で止める3-3)

新説「深い虫歯も重曹で治る」② ~唾液より重曹水が有利(虫歯の進行を自力で止める3-4)  

新説「深い虫歯も重曹で治る」④ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-6) 

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑤ ~治った実例(虫歯の進行を自力で止める3-7)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑥ ~効果的な方法と注意点(虫歯の進行を自力で止める3-8) 

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑦ ~否定論の嘘(虫歯の進行を自力で止める3-9)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑧ ~重曹による虫歯の再生(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-10)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑨ ~重曹による虫歯の再生(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-11)
 
 
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新説「深い虫歯も重曹で治る」② ~唾液より重曹水が有利(虫歯の進行を自力で止める3-4)

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新説「深い虫歯も重曹で治る」① ~効く仕組み(虫歯の進行を自力で止める3-3)の続きです。


歯科医師のmabo400氏が勧める重曹洗口は、重曹を溶かした水を口に含み、グチュグチュとゆすぐだけです。
mabo400氏によると、たったこれだけで、象牙質にまで達した虫歯まで治ってしまうという奇跡の方法です

ただし、この方法だけで効くわけではありません。虫歯を予防(および進行を阻止)する基本の方法を守ることが、前提条件となります。
 参照(当ブログ記事)⇒虫歯の進行を自力で止める1-3 ~知らないとヤバい基本の方法 ①
 ⇒虫歯の進行を自力で止める1-4 ~知らないとヤバい基本の方法 ②

ところで、重曹洗口が酸の中和や再石灰化の促進に効果があると言っても、唾液も同じ働きをすることは常識です。
同じ働きをするのに、唾液では止められない虫歯の進行を、重曹洗口はなぜ止められ、治してしまうのでしょうか。

この記事と次の記事では重曹水と唾液を比較し、前者がなぜ虫歯に効くのかを考えてみます。


1. 重曹水のpH


mabo400氏の推奨する重曹水は、水500mlに重曹3gを溶かして作ります(洗口のつど、一回分ずつ作っても可)。
 参照⇒重曹が虫歯に効くワケ (67)

そして、この重曹水のpHは8.0前後で、液性は弱アルカリ性です。
 参照⇒脱灰と再石灰化のメカニズムは神話?

pHとは水素イオン濃度指数を意味します。液体の中に水素イオンH+がどのくらい存在するかを示す単位です。
水のpHは中性の7.0です。pHの値が1増えると水素イオン濃度は1/10になりますから、重曹水の水素イオン濃度は水の1/10前後ということになります。

mabo400氏は、この重曹水で洗口すれば、
瞬時にpHは上がる=電気が流れない=歯が溶けるのが止まる=再石灰化が始まる
と述べています。
 引用⇒電気化学的虫歯予防法 (8)



2. 唾液のpH


一方、唾液のpHは唾液の分泌量によって変わります。そして分泌量は条件によって左右されます。
安静時での通常の分泌量では、pHは6.8くらいです。一方、食事や会話などで唾液腺が刺激されると、分泌量が増え、pHは7.5~8.0くらいになります。
 参照⇒唾液の成分やPH、食事との関係について (歯チャンネル88)

この数値は重曹水に近いものです。しかし、食後、唾液内の炭酸水素イオンHCO3-によって歯垢内pHが臨界の5.5を回復するには数十分かかるとされています。
それに対し、重曹洗口なら一気にpHが上がるわけですから、唾液しかない場合より脱灰が数十分短縮され、そのぶん歯の溶ける量が少なくて済みます(なぜ重曹水なら一気にpHが上がるのかは、後で述べます)。

さらに、前の記事で見たように、歯の再石灰化が起こりやすいのはpHが高い状態です。この点でも、唾液より幾分pHの高い重曹水は有利と言えましょう。



3. 炭酸水素イオンの濃度

 
pHが高いということは、炭酸水素イオン(つまり塩基)の濃度が高いということです。
この点から重曹水と唾液を比較すると、mabo400氏の計算では2.23倍~9.07倍、重曹水の方が濃いそうです。
 参照⇒唾液中のHCO3(重曹成分)の濃度は? (2)  

これだけの差があれば、体質的に唾液の少ない人の緩衝能を補って余りあると言えるでしょう。



4. 量の違い


重曹洗口が中和を急速に達成する理由は、pHが少し高く、炭酸水素イオン濃度が高いことのほか、自然分泌される唾液より、はるかに多くの量で口内をゆすぐからであると考えられます。
量が多ければ、ある一定の時間内に歯垢の表面に触れる量も多くなり、それに比例して炭酸水素イオンも多く供給されます(当ブログ管理人の推測です)。

食事で増える唾液のpHは重曹水に近い数値ですが、口をゆすげるほど多く出るわけではありません。口に貯めておけばゆすげますが、普通は無意識に飲み込むので、唾液でゆすぐことはしません。
なので、本来の唾液の緩衝能は重曹に近くても、有効活用できていないのかもしれません。


新説「深い虫歯も重曹で治る」③ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-5)に続きます。 


関連記事
新説「虫歯は金属腐食である」①(虫歯の進行を自力で止める3-1)

新説「虫歯は金属腐食である」②(虫歯の進行を自力で止める3-2)

新説「深い虫歯も重曹で治る」① ~効く仕組み(虫歯の進行を自力で止める3-3)

新説「深い虫歯も重曹で治る」③ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-5)

新説「深い虫歯も重曹で治る」④ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-6)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑤ ~治った実例(虫歯の進行を自力で止める3-7)
   
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新説「深い虫歯も重曹で治る」① ~効く仕組み(虫歯の進行を自力で止める3-3)

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お勧め度・・・★★☆(この方法は歯科医師が勧めていますが、他の歯科医師からは否定論も出されており、また臨床試験も通っていないため、星は二つとさせていただきます)

新説「虫歯は金属腐食である」 ②(虫歯の進行を自力で止める3-2)の続きです。
 
「虫歯の電気化学説」を唱える歯科医師のmabo400氏が、虫歯の対処法として勧めるのは重曹を使った洗口です。
しかも、重曹洗口なら深い虫歯でも修復して治すことができる、と言います。

この記事では、「虫歯の電気化学説」を簡単におさらいした上で、重曹洗口が虫歯を抑制する仕組みをご紹介します。
「理屈はいいから方法を早く知りたい」という方は、新説「深い虫歯も重曹で治る」⑥ ~効果的な方法と注意点(虫歯の進行を自力で止める3-8)をお読みください。

参照サイトは、特に明記したもののほかは、全てmabo400氏のブログ「I歯科医院の高楊枝通信。」です。


1. 「虫歯の電気化学説」の概要


「虫歯の電気化学説」では、虫歯は金属腐食であって、「酸素消費型(通気差)腐食」か「異種金属接触腐食」のいずれかとして起こる、とされます。
前者は「微生物腐食」と「すき間腐食」のいずれかとして、または複合として起こります。


① 微生物腐食


微生物腐食の虫歯では、細菌の呼吸により、バイオフィルムの深い所と表面に近い所(またはバイオフィルムが多い所と少ない所)との間で酸素濃度の差が生じます。
そして、酸素濃度が高い所は、低い所からカルシウムの電子e-を奪います。
電子を奪われたカルシウムは陽イオン化(Ca+)して溶出(腐食)します。

この反応の際、虫歯菌が生成した酸(水素イオンH+)があると、酸素濃度の高い場所で起こっている化学反応(O2+4H++4e-→2H2O)が促進され、その分、カルシウムの溶出も早まります。


② すき間腐食


すき間腐食の虫歯は、歯の表面にできた細い溝や小さな穴の奥と外で酸素濃度差が生じることによって起こります。これは、一般に酸素濃度はすき間の奥ほど低い傾向があるためです。
この腐食は細菌がなくても起こりますが、ここに細菌が付着すると、細菌の呼吸によって酸素濃度差が大きくなり、腐食がより早まります。


③ 異種金属接触腐食


異種金属接触腐食とは、電気が流れやすい状況で、異なる金属を接触させた場合、電位の低い金属が電子を放出し、陽イオン化して腐食する現象です。

これには、象牙質が虫歯や歯ぐき下がりなどで露出したとき、エナメル質は溶けずに象牙質だけが溶ける場合と、歯と詰め物の金属との間の電位差によって歯が溶ける場合とがあります。
この腐食は、水素イオンのある酸性環境下でのみ起こります。



2. 重曹洗口が虫歯に効く仕組み


① 虫歯を止めるための要件


虫歯の発生・進行の仕組みが上のような金属腐食によるものであるとすると、これを止めるために必要なことは、

  • A 細菌の呼吸を抑制する(→酸素の濃度差を緩和する)

  • B 細菌による酸の生成を抑制する(→酸素濃度の高い場所で起こる化学反応を抑え、また異種金属接触腐食としての虫歯を防ぐ)

  • C 細菌の生成した酸、および飲食物に含まれる酸を中和し、口内環境をアルカリ性にもっていく(同上)

の三つとなります。
 
そして、この三つを同時に実現するのが重曹の水溶液による洗口である、とmabo400氏は説きます。
その理由は、以下の通りです。


② 重曹洗口の効果:口内環境のアルカリ化と歯の再石灰化の促進


重曹を水に溶かすと電離してナトリウムと炭酸水素イオンになります。
NaHCO3 → Na+ HCO3-

そして、炭酸水素イオンは酸(水素イオンH+)と結合してこれを中和し、最終的に水と二酸化炭素になります。
HCO3- + H+ → H2CO3 → H2O(水)+ CO2(二酸化炭素)

水素イオンH+を受け取る(または水酸化物イオンOH-を放出する)物質を塩基と呼びます。
塩基の溶けた水溶液が示す性質をアルカリ性と言います。

つまり、重曹を水に溶かすとアルカリ性の水溶液となるため、これで洗口すると酸が中和され、口内環境がアルカリ性になるということです。
これで、まず上記Cが達成されます。

さらに、唾液中のリン酸イオン、カルシウムイオンは、pHが高いときは過飽和になるため、再石灰化も起こり易くなります。 


③ 重曹洗口の効果:虫歯菌の活動抑制


次に、虫歯菌の解糖酵素が効率よく働くpHは低いので、pHが高いアルカリ性環境下では酵素の活性が低下します。
その結果、酸の生成と、それにともなう呼吸による酸素の消費も抑制されます
これで、AとBも達成されます。

ちなみに、もともと唾液にも炭酸水素イオン(を含む重炭酸塩)が含まれていて、酸を中和する働き(緩衝能)があることは歯科医学の常識です。
ところが、上で見たように重曹も炭酸水素イオンを含むわけですから、重曹で口をゆすげば緩衝能が高まるはずですが、どういうわけか誰もこのことに気づかなかったようだとmabo400氏は述べています。

 以上①、②、③につき、参照⇒重曹が虫歯に効くワケ (67) (括弧内の数字はブログへのコメント数。以下同)
 ⇒虫歯の原因とその電気化学的メカニズム(2)
 ⇒酸で歯が溶ける?その2


④ まとめ


以上をまとめると、重曹洗口によって、

  • 細菌や飲食物による酸の中和(=口内環境のアルカリ化)

  • 細菌による酸の生成と呼吸の阻止
  •  
  • 再石灰化の促進

の全てが一挙に達成されるということです。
 
このような根拠から、mabo400氏は飲食後はすみやかに重曹を水に溶かして口をゆすぐことを推奨しています。

ちなみに、仮に金属腐食説が間違いで、定説の通り、虫歯は酸によって歯が溶ける現象であるとしたら、どうでしょうか。
その場合でも、重曹洗口なら酸を直ちに中和し、再石灰化を促すので、虫歯の予防や進行の阻止に効果があるのは間違いないと考えられます。


新説「深い虫歯も重曹で治る」② ~唾液より重曹水が有利(虫歯の進行を自力で止める3-4)に続きます。 


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新説「深い虫歯も重曹で治る」⑥ ~効果的な方法と注意点(虫歯の進行を自力で止める3-8) 
  
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新説「虫歯は金属腐食である」②(虫歯の進行を自力で止める3-2)

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虫歯の進行を自力で止める3-1 ~新説「虫歯は金属腐食である」 ①の続きです。


1. 異種金属接触腐食とは


金属は、水または電解液中(電気が流れやすい状況)で、条件が揃えば電子e-を放出して陽イオンになり、溶け出します。

どのくらい陽イオンになり易いかは、金属の種類によって異なります。
金属を陽イオンになり易い順に並べたものを「イオン化傾向」といいます。
イオン化傾向の高いものを「電位が低い」、その逆を「電位が高い」とも言います。

そして、異なる金属を水または電解液中で接触させた場合、電位の低い金属は電子を放出し、陽イオン化して腐食します
それが「異種金属接触腐食」です。

 参照⇒ガルバニック腐食|ステンレス配管のベンカン
 ⇒ステンレスと異種金属との接触についての問題点 - ステンレス協会



2.異種金属接触腐食としての虫歯の二つのパターン


mabo400氏の「虫歯の電気化学説」によると、異種金属接触腐食としての虫歯には、以下の二つのパターンがあります。

① 象牙質が溶ける異種金属接触腐食


これは、象牙質が虫歯や歯周病などで露出したとき、エナメル質は溶けずに象牙質だけが溶ける現象です。
酸で溶けるのならエナメル質も一緒に溶けるはずですが、そうはならないようです。

その原因は、象牙質がエナメル質よりイオン化傾向が高いので、接しているエナメル質に電子を奪われ、陽イオン化するためです。

 参照⇒ほんとうの虫歯の原因シリーズ2 (8)
 ⇒ほんとうの虫歯の原因(酸で歯が溶ける?その4) 
 ⇒歯根面ウ蝕は異種金属接触腐食、 (4)


② 詰め物が原因の異種金属接触腐食


これは、歯と詰め物の金属との間の電位差によって歯が溶ける現象です。
詰め物として使われる歯科用合金は、いずれも歯よりイオン化傾向が低いため、歯を溶かしてしまいます。

ただし、上に挙げたどちらの腐食も、酸性溶液中でのみ起こり、水素イオンH+がない中性およびアルカリ性溶液中では起こりません。
虫歯菌のつくる酸や、酸性の飲食物によって口内pHが低下することで、このパターンの腐食が起こります。

 参照⇒歯と金属間の電位差 (3)
 ⇒虫歯の原因とその電気化学的メカニズム (2) 

このような腐食を防ぐには、金属が完全に電気的に絶縁されていなければなりませんが、これは事実上不可能です。
 参照⇒虫歯の原因と予防法のまとめ 



3. 定説への疑問


以上が、歯科医学の定説に異を唱えるmabo400氏の「虫歯の電気化学説」です。

虫歯は、細菌の出す酸で歯が溶ける現象であるとする現在の歯科医学の定説は、100年以上も前から唱えられているそうです。
とすると、この100年の間、自然科学の様々な分野で得られた知見が、歯科医学には(虫歯に関しては)反映されていないということになりそうです。
そして、その例が、mabo400氏が依拠する金属腐食工学の知識ではないでしょうか。

無論、定説が100年前の時点ですでに完成の域に達していたという見方もあるでしょう。
しかし、mabo400氏の実験では歯を酸に浸しても溶けないうえ、特に異種金属接触腐食については、定説よりも金属腐食説の方が歯の溶け方を的確に説明できます。
 
よって、通説の妥当性と、これを墨守する現在の歯科医学の姿勢には疑問を持たざるをえません。
今後の歯科医学界がこの新説をどのように遇するのか、注目して参りましょう。


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新説「虫歯は金属腐食である」①(虫歯の進行を自力で止める3-1)

新説「深い虫歯も重曹で治る」① ~効く仕組み(虫歯の進行を自力で止める3-3)

新説「深い虫歯も重曹で治る」② ~唾液より重曹水が有利(虫歯の進行を自力で止める3-4) 

新説「深い虫歯も重曹で治る」③ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔1〕(虫歯の進行を自力で止める3-5)

新説「深い虫歯も重曹で治る」④ ~虫歯の穴にも重曹が効く(仮説)〔2〕(虫歯の進行を自力で止める3-6)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑤ ~治った実例(虫歯の進行を自力で止める3-7)
     
新説「深い虫歯も重曹で治る」⑥ ~効果的な方法と注意点(虫歯の進行を自力で止める3-8) 

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑦ ~この説は嘘なのか?(1)(虫歯の進行を自力で止める3-9)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑧ ~この説は嘘なのか?(2)(虫歯の進行を自力で止める3-10)

新説「深い虫歯も重曹で治る」⑨ ~この説は嘘なのか?(3)(虫歯の進行を自力で止める3-11)
 
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新説「虫歯は金属腐食である」①(虫歯の進行を自力で止める3-1)

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虫歯とは、虫歯菌のつくる酸によって歯が脱灰することであるというのが現在の歯科医学の常識です。
ところが、近年、これを否定する重要な新説が提示されています。それによると、虫歯とは酸による脱灰ではなく金属腐食であると言います。

この説を提唱者しているのは開業歯科医師のmabo400氏です。ただし、実名は分かりません。
この記事では、mabo400氏の新説である金属腐食説をご紹介します。

参照サイトは、全てmabo400氏のブログ「I歯科医院の高楊枝通信。」です。


1. 歯は金属であり、金属は腐食する


mabo400氏は、実験の結果、歯は、虫歯菌が産生するpH3~4程度の酸によって溶けることはなかった、と言います。
 参照⇒酸で歯が溶ける? (2)  (括弧内の数字はブログへのコメント数。以下同)

また、そもそも歯はリン酸とカルシウム(アルカリ土類金属)で構成される金属の一種であり、電導性を有する物質である、とmabo400氏は言います。
mabo400氏は歯に電極を取り付け、pH2の塩酸中に入れて通電することで、これを確認しています。

そしてmabo400氏は、虫歯とは金属腐食と同じ電気化学的腐食である、と言います。
金属腐食とは、金属Mから電子e-が奪われ、電子e-を奪われた金属MはM+(金属イオン)となって溶出する、という現象です。
mabo400氏はこの説を「虫歯の電気化学説」と呼んでいます。

金属腐食には「酸素消費型腐食」と「異種金属接触腐食」の二つがあります。
そして、「酸素消費型腐食」は「微生物腐食」と「すき間腐食」の二つに細分されます。

 参照⇒虫歯の原因と予防法のまとめ
    ⇒虫歯の原因とその電気化学的メカニズム (2)



2. 微生物腐食 ① 酸素呼吸


微生物腐食としての虫歯では、虫歯菌ないし口内細菌による、二つの作用が虫歯を発生・進行させます。
その一つ目は、酸素呼吸です。

バイオフイルムの中では細菌が酸素呼吸をしているので、酸素濃度が低くなります。
そのため、バイオフイルムの深い所と表面に近い所との間で酸素濃度の差(酸素濃度勾配)が生じます。

このとき、
酸素濃度が高い方が陰極となり電子e-を奪い、
酸素濃度が低い方が陽極となり電子e-を奪われ溶出(腐食)する
とされます。

そして、陽極と陰極の間では「局部電池」が形成され、電子e-の流れと逆方向に電気が流れます。
この現象は「通気差腐食」とか「濃淡電池」と呼ばれ、古くから知られています。

つまり、歯の表面で細菌が酸素呼吸をすることで、酸素濃度の低くなった所のカルシウムが高い所から電子e-を奪われ、カルシウムイオンとなって溶け出すことになります。

参照ページは次項に記載します。



3. 微生物腐食 ② 酸の生成


虫歯菌ないし口内細菌が、微生物腐食としての虫歯を発生・進行させる二つ目の作用は、酸の生成です。

虫歯菌は糖類を分解して酸を生成します。酸とは、水に溶けて水素イオンH+を放出する物質です。

ところで、通気差腐食の際、酸素濃度の高い場所で起こっている化学反応は、
O2+4H++4e-→2H2O  ~1式
O2+2H2O+4e-→4OH- ~2式
となります。
H+があると、上記の1式の反応が進みます。

つまり、細菌の呼吸による通気差腐食のさい、虫歯菌によってつくられる酸が腐食を促進する<、ということです。

 以上、微生物腐食につき、参照⇒虫歯の原因と進行を止める方法
 ⇒虫歯の原因とその電気化学的メカニズム (2) (前掲ページ)
 ⇒虫歯は金属腐食の一形態4

mabo400氏は、微生物腐食としての虫歯を以上のように説明しています。

ただし、当ブログ管理人の考えでは、電子を奪うのはバイオフィルムの表面付近ではなく、歯の表面でバイオフィルムの少ない(または無い)場所ではないかと思われます。
後者は前者よりさらに酸素濃度が高くなるためです。

この場合、バイオフイルムの多い(またはある)場所と少ない(または無い)場所との間で局部電池が形成されます。
そして、バイオフィルム内外の虫歯菌がつくった酸、または酸性の飲食物の酸が、そこで酸素および電子と結合するものと思われます。
実際、mabo400氏のブログにも、このことを示す説明と図が載っています。
 参照⇒ほんとうの虫歯の発生メカニズム



3. すき間腐食


さて、ここまでなら、口内細菌の活動によって虫歯が発生・進行するという点で、通説とこの金属腐食説との間で大きな違いはありません。

しかし、金属腐食説によると、すき間腐食や異種金属接触腐食のような場合は細菌がそこに付着していなくても虫歯が発生・進行する、とされます。

すき間腐食とは、金属の表面にできた細い溝や小さな穴の奥と外で酸素濃度差が生じることによって、局部電池が形成され、溝や穴の中で起こる腐食です。
酸素濃度差が生じるのは、一般に酸素濃度はすき間の奥ほど低い傾向があるためです。

このような腐食は細菌がなくても起こりますが、すき間の中に細菌が付着すると、細菌の呼吸によって酸素濃度差が大きくなり、腐食がより促進されます。

 参照⇒ほんとうの虫歯の原因(酸で歯が溶ける?その4)
 ⇒虫歯の原因とその電気化学的メカニズム (2) (前掲ページ)

虫歯の場合で言うと、「咬合面の小窩裂溝ウ蝕」と言って、歯の噛み合わせの面や、歯の側面にある溝やくぼみにできた虫歯が下に深くなっていくのが、このパターンです。
また、詰め物と歯の間で接着剤がはがれ、すき間ができ、虫歯になる場合も同じです。


長くなるので、一度切ります。
虫歯の進行を自力で止める3-2 ~新説「虫歯は金属腐食である」 ②に続きます。


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