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虫歯の進行を自力で止める1-4 ~知らないとヤバい基本の方法 ②

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ここから記事本文です。
 
虫歯の進行を自力で止める1-3 ~知らないとヤバい基本の方法 ①の続きです。


1. 食べかすの除去は必須


虫歯の進行を止めるために虫歯菌を殺菌したり、歯の再石灰化を図るとしても、それと並行して、食後必ず口の中の食べかすを除去することが、虫歯の進行阻止の絶対条件となります。

なぜなら、細菌は食べかすに含まれる有機質を栄養源にして活発化するため、食べかすがあるとそこに菌が繁殖してしまい、歯垢となるからです。
 参照⇒「プラーク」と「バイオフィルム」と「歯石」の違い 東京国際クリニック/歯科
 ⇒食べかすとプラーク(歯垢)の違いを知って虫歯予防に有効なプラークコントロールを!

ですので、詰め物と歯の隙間に入った食べかすを放置すると、当然それも歯垢となって新たな虫歯の原因となります。
もし虫歯菌を殺菌するとしても、食べかすが隙間をふさぐことで、その奥の歯垢を殺菌できなくなってしまいます。

たとえ、おやつを少しつまんだだけでも、油断してはいけません。食べる量が少しであっても、必ず食べかすを取り除いてください。

特に、もし象牙質まで虫歯が進行しているのであれば、なおさらです。
私は以前、象牙質の虫歯があるのにお菓子を間食し、そのあと食べかすを除去しない時期があったので、虫歯の進行を止めることに失敗したことがあります。

ところで、食後の食べかすの除去といえば、普通は歯磨きです。
しかし、最近では、食後30分間は歯が脱灰しているので、このとき歯磨きをすると歯が削れてしまうため、歯磨きは食後30分経ってからにするべきと言われています。



2. 口を水でゆすぐのは?


食後の歯磨きと言っても、仕事などの都合上、なかなか時間がとれない場合もあるでしょう。
そんなときでも、食べかすの除去をあきらめないでください。水で口をゆすぐだけでも効果はあります。

実は、ゆすぐだけでも食べかすの大半は除去できると言われています。
 参照⇒歯磨きは食後いつするのがベストか? ほのぼの歯科・矯正歯科

砂糖も水に溶けやすいので、ゆすげば直ちに洗い流すことができます。
 参照⇒虫歯と虫歯予防のすべて17 ひぐち歯科クリニック

私は体質上、虫歯になりにくいほうなので歯磨きは毎晩寝る前一回だけで、食後は水で口を丁寧にゆすぐだけです。
水を口に含み、水が奥歯に当るように左右それぞれ25回ぐらいずつ、水を強く速く往復させます(必要なら前歯も)。水を替えて、もう一度これを行ないます。

私は平成20年に虫歯を発見されましたが、(1年半ほどキシリトール洗口をしたあと)この方法だけで少なくとも2年間、その後ライオン社の「システマEX」との併用で約3年間、計5年間にわたって進行を遅らせました(これについては別の記事に書きます)。

ただし、歯垢内pHは、水でゆすいでも元には戻りません。と言っても、それは歯磨きでも同じです。
ただ、どちらの場合も戻る時間は多少なり短くなると言われています。
 参照⇒きたじま歯科医院 -診療のご案内 - 虫歯について知ろう!

歯垢内pHを元に戻すには、唾液に含まれる重炭酸塩の働きが必要です。

また、虫歯がエナメル質だけの方はお茶でゆすいでも構いませんが、象牙質まで達している場合は、やめておくべきです。
エナメル質の臨界pHは5.5ですが、象牙質は6.7となっており、お茶のpHである6.2より高いからです。
 参照⇒清涼飲料水の飲み過ぎで歯が溶けるって本当!?[美ログ] | スキンケア大学 



3. 寝る前の歯磨きはなぜ大事か


歯磨きは最低でも一日一回、夜寝る前に行なうべきとされています。その理由は以下の二つです。

A もし夕食後や夜食後に歯を磨かず、食べかすが残っていると、睡眠中にそこに細菌が繁殖し、歯垢になります
B 虫歯菌は、たとえ口の中に糖類がなくても、歯垢(バイオフィルム)を構成するグルカンをも分解し、酸をつくり出して歯を脱灰します。
 参照⇒しのざき歯科医院 虫歯の話

通常、人が起きているときは、
a 唾液の中の免疫抗体であるリゾチーム、ペルオキシダ―ゼ、ラクトフェリンなどの抗菌作用が、歯垢の形成・増大を抑制します
b また、唾液に含まれる重炭酸塩が口内や歯垢内の酸を中和し、歯の溶解を防ぎます。 
 参照⇒う蝕の基本的な知識(日吉歯科診療所)
   ⇒唾液の機能・抗菌作用 (広川歯科医院)

ところが、睡眠中は唾液の分泌量が減ってしまうため、唾液による抗菌作用や酸の中和作用が期待できません。
従って、もしこのとき食べかすや歯垢が残っていると、新たな歯垢の形成や歯の脱灰を止められなくなります。

ただ、その歯垢自体をあらかじめ殺菌しておけばよいという理屈も成り立ちますが、歯垢は少ないに越したことはありません。



4. 寝る前の飲食は自殺行為


寝る前の飲食は、たとえすぐに歯磨きをする場合でも、厳禁です。
というのも、上に述べたように、飲食によって下がった歯垢内pHは、歯磨きをしてもすぐには元に戻りません。
そして、睡眠中は、酸の中和や再石灰化に必要な唾液がほとんど分泌されないため、歯垢内pHが低い状態が数時間続いてしまい、その間、歯は脱灰し続けることになるからです。
 参照⇒長野県松本市の歯科医院 小川歯科クリニック -虫歯・歯周病とは-



5. 朝も歯磨きか口ゆすぎを


前の記事で述べたように、歯垢は歯磨きでは完全には落とせません。夜に歯を磨いても、残った歯垢は、唾液の減る睡眠中に増えてしまいます。

ですので、虫歯になりやすい方は、寝る前だけでなく朝起きてすぐ歯磨きをして、できるだけ歯垢を落としておきましょう。

もし、どうしても歯を磨く時間がとれないなら、飲食の前に水で口を丁寧にゆすぎ、うがいをしてください。
ちなみにこれは、虫歯というより腸内環境にかかわることなので、虫歯になりにくい方も同じです。

どういうことかというと、睡眠中は唾液が減ることから、口の中全体の細菌が激増します。
起床後、これを除去しないまま飲食すると、増えた細菌まで一緒に飲み込んでしまいます。
その中には腸内環境に悪影響を与えるものもあるので、起床後は飲食の前に必ず歯を磨くか水で口をゆすぎ、うがいをするべき、ということです。
 参照⇒【軟便対策】これだけは、やってはならない (当ブログ記事)


以上、気をつけるべきことはいくつもありますが、これらを守ることで結果は全く違ってくるはずです。
今日からすぐ始められることばかりですので、是非実践してください。


関連記事
虫歯の進行を自力で止める1-1 ~押さえておくべき虫歯の基礎知識 ①
虫歯の進行を自力で止める1-2 ~押さえておくべき虫歯の基礎知識 ②
虫歯の進行を自力で止める1-3 ~知らないとヤバい基本の方法 ①

上記以外の虫歯関連の記事へは、全記事一覧から飛んでください。
お手数をおかけして申し訳ございません。「大人の事情」です。


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[ 2017/09/25 00:29 ] 歯の病気(虫歯) 虫歯 基礎編 | TB(0) | CM(-)

虫歯の進行を自力で止める1-2 ~押さえておくべき虫歯の基礎知識 ②

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虫歯の進行を自力で止める1-1 ~押さえておくべき虫歯の基礎知識 ①の続きです。


1. 虫歯菌は殺せるか


糖類一切抜きの食生活が無理なら、殺菌作用のある薬剤などで虫歯菌を殺せば良いのではないか、という発想が出てくるわけですが、一般的に虫歯菌は完全には殺すことができない、と言われています。
というのも、普通は、虫歯菌の巣である歯垢(バイオフイルム)の内部には薬剤が入り込めないからです。
 参照⇒「バイオフィルム」ってなに? | ますだ歯科

しかも、やっかいなことにバイオフイルムは水や唾液には溶けにくく、また接着性が強いため洗い流すこともできません。
それどころか、表面は歯ブラシで落とせますが、内面(歯にくっついた側)は歯ブラシでも落とせないと言われています。
 参照⇒しのざき歯科医院 虫歯の話

詰め物の下など、歯ブラシの毛先の届かない所にあるバイオフィルムは、なおさらです。
そうなると、ますます、歯垢が残っていても虫歯を防ぐ方法が必要になってきます。

あきらめずに調べてみると、なんとかバイオフィルム内の虫歯菌を殺したり減らす可能性のある製品が見つかりました。
たとえば、一部の歯科医院でも使われている「パーフェクトペリオ」という殺菌水や、ライオン社の液体歯磨き「システマEX」です(ただし、いずれも臨床試験レベルまで行っていないので、あくまでも『可能性のある製品』です)。

また、乳酸菌やライオン社の洗口液「クリニカクイックウォッシュ」など、歯垢を分解する作用をもつ製品もあります。
さらに、フッ素やMIペーストの使用など、虫歯菌による酸の産生や脱灰を抑えることで虫歯の進行を止める方法も発見できました。

このブログの他の記事(全記事一覧から飛んでください)で、それらの製品の詳細をお伝えするとともに、詰め物と歯の隙間にある虫歯の進行を阻止するうえで、私がそれらを使用した結果もご紹介いたします。



2. 虫歯になりやすい体質


虫歯になりやすいかどうかは個人差があります。普段から甘い食べものは控えていて、歯磨きもきちんとしているのに、虫歯になりやすい人がいます。
この次の記事でご説明する食習慣に問題がなければ、それは体質が原因です。

虫歯になりやすい体質には、次のものがあります。

① 唾液の緩衝能が低い
緩衝能とは、飲食によって歯垢の中が酸性になったとき、唾液の中の重炭酸塩がこれを中和する力です。
この力が低いと、歯垢内が酸性化している時間が長くなり、その間歯は脱灰し続けるので、虫歯が発生・進行しやすくなります。

② 唾液の量が少ない
唾液には、緩衝能のほか、口の中を洗浄する働きや抗菌作用がありますから、唾液の分泌量が少ないと、虫歯菌の増殖を抑えにくくなります。

③ 口の中の虫歯菌の数が多い
言うまでもなく、虫歯菌の数が多いほど、虫歯のリスクは高まります。

④ 歯の質が弱い
歯の形成段階での石灰化が不十分で、エナメル質や象牙質の無機質が不足している場合、虫歯に弱い歯となります。

⑤ 歯並びが悪い
歯並びが悪いと、歯ブラシが届きにくい部分ができ、そこに歯垢がたまって虫歯が発生しやすくります。

以上、①から⑤まで、参照⇒虫歯になりやすい!?サリバテスト(唾液検査)でむし歯リスクが判明 | 長谷川歯科医院
 ⇒歯磨きしても虫歯になるのはなぜ?? (かみむら歯科クリニック)

食習慣に問題がないのに虫歯になりやすい方は、歯科医院で唾液検査を受けてみられると良いでしょう。上記①から③までが分かります。


虫歯の進行を自力で止める1-3 ~知らないとヤバい基本の方法 ①に続きます。


関連記事
虫歯の進行を自力で止める1-1 ~押さえておくべき虫歯の基礎知識 ①
虫歯の進行を自力で止める1-3 ~知らないとヤバい基本の方法 ①
虫歯の進行を自力で止める1-4 ~知らないとヤバい基本の方法 ②

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[ 2017/09/23 21:04 ] 歯の病気(虫歯) 虫歯 基礎編 | TB(0) | CM(-)

虫歯の進行を自力で止める1-3 ~知らないとヤバい基本の方法 ①

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お勧め度・・・★★★(お勧めするというより、必須です)

虫歯の進行を自力で止める1-2 ~押さえておくべき虫歯の基礎知識 ②の続きです。

何事も基本が大切ですが、虫歯の進行を止める場合も同じです。
このブログでご紹介する歯の再石灰化や虫歯菌の殺菌などをいくら行なっても、基本が守れていないと全く無意味になります。
この記事では、知らないでは済まされない基本的な虫歯対策についてご説明します。


1. 食習慣を変えて虫歯の進行を止める


すでに見たように、飲食物に含まれる糖類を虫歯菌が分解し、このときできる酸によって、歯垢内のpHが急速に下がり、歯が脱灰します。この現象は、飲食のたびに繰り返されます。

後で詳しく述べますが、飲み物を飲んだ場合でも、甘い飲み物や酸性の飲み物だと歯は脱灰します。

そして、歯垢内pHは、飲食が終わった後、唾液の作用で上昇し、数分から60分以上かけて徐々に元の値に戻ります(ネット上では、歯科医によって20分という人や40分という人もいて、バラバラです)。

pHが元に戻るには、飲食物に含まれる糖類の濃度が高いほど、また、唾液の緩衝能が低かったり、唾液の量が少ないほど、時間がかかります。
pHが元に戻ると脱灰より再石灰化が優位になりますが、再石灰化によって歯の修復が完了するには数時間かかる、とされています。
 参照⇒きたじま歯科医院 -診療のご案内 - 虫歯について知ろう!
    ⇒虫歯のメカニズム(脱灰と再石灰化) (渡辺歯科クリニック)

そのため、食後3時間は飲食を避けることが、勧められています。
 参照⇒脱灰と再石灰化について (若島歯科医院)

このように、脱灰は飲食のたびに起こり、そのつど歯の修復に数時間を要するわけですから、飲食の回数を増やさないことが肝心です。飲食物の量より飲食の回数が重要です。
「フルコースのディナーやケーキ1ホールも、アメひとつ、ガム1枚、ジュース1口も1食です」
 引用⇒むし歯を予防しよう (みつもり歯科医院)

そしてまた、飲食するときにダラダラと時間をかけると、脱灰する時間が再石灰化する時間より長くなるため、虫歯が発生・進行しやすくなります。
なので、長時間、ダラダラと飲食しないようにしましょう。

思い当たるフシがある方は、是非改めてください。



2. 間食とお菓子と虫歯の進行


飲食の回数については、一日3度の食事と1~2回の間食なら虫歯はできない、とされています。
 参照⇒歯科の知識(調布市 | とみさわ歯科医院)

しかし、虫歯でエナメル質に穴が開いている人は、安全のため間食を控えるべきと思います(これは管理人の意見です)。
というのも、歯の欠損部にはプラークが着きやすく、虫歯の進行を早めるため、飲食の回数は少ないに越したことはないからです。
 参照⇒きたじま歯科医院 -診療のご案内 - 虫歯について知ろう! (前掲サイト)

また、象牙質の虫歯の人も、やはり安全のため間食を禁止した方が良いと思います。
なぜなら、前の記事でも書いた通り、エナメル質が脱灰を始める臨界pHは5.5ですが、象牙質は6.7です。このため、砂糖だけでなく米や小麦に含まれる麦芽糖によっても脱灰します。
つまり、三度の食事で甘いものを摂らなくても象牙質は既に脱灰しています。
その上、臨界pHが高い分、下がった歯垢内pHがそこまで戻るのも時間がかかります。その間、脱灰は続きます。
従って、それ以上食事の回数は増やさないほうが賢明でしょう(これは管理人の意見です)。

また、甘いお菓子は、間食で食べるのではなく、通常の食事の直後にデザートとして食べたほうが、再石灰化の時間が増えるとされています。
 参照⇒長野県松本市の歯科医院 小川歯科クリニック -虫歯・歯周病とは-

従って、すでにできた虫歯の進行を止めるには、間食をせず、お菓子は食後に摂るということを厳守しましょう。



3. 甘い飲み物や飴、酒も危険


① 甘い飲み物、飴


砂糖入りのコーヒーを時間をかけてチビチビのんだり、ジュースなどを日に何度も飲むのもNGです。
「飲み物なので、食べかす(→歯垢)にならないから大丈夫」
などと油断してはいけません。
それらは、飲むと同時に、虫歯菌に砂糖を供給することになりますから、歯垢内pHは歯を溶かすpH5.5以下となります。

また、大多数の炭酸飲料水は、10%前後の濃度の砂糖を含むため、1時間近くPH5.5以下の状態が続くとされています。
 参照⇒きたじま歯科医院 -診療のご案内 - 虫歯について知ろう! (前掲サイト)

そして、「スポーツドリンクも大多数は5~6%の糖を含み、100%果汁を表示しているものでも、10%以上の糖を含むものがあるので注意が必要です」
 引用⇒わかりやすい虫歯の知識 (とみさわ歯科医院)

このように、甘い飲み物は、食べかすができるかどうかとは関係なく歯を脱灰(=虫歯を進行)させます。たとえ飲むのは短時間であっても、そのあと何十分も脱灰が続きます。
つまり、脱灰という点では、甘いお菓子を食べるのと全く同じです。よって、三度の食事とは別に甘い飲み物を飲むのは、虫歯の進行を止める上では極めて不都合と言わざるをえません。

ちなみに、飴やガムやトローチも、虫歯菌にエサを長時間与えるのと同じです

② 飲み物の酸性度


飲み物については酸性度にも注意が必要です。
清涼飲料水やスポーツドリンク、さらにビールや日本酒などは、意外にも酸性度が高く、当然にして歯を直接(虫歯菌を介さずに)脱灰させます
例えば、コーラのpHは3.2で、スポーツドリンクは3.5、ビールは4.3、日本酒は4.4とされています。

ほかにも、ワインや黒酢ドリンク、野菜ジュース、乳酸菌飲料、グレープフルーツやレモンなどの柑橘系の食べ物も酸性度が高いと言われています。

このような飲み物を頻繁に摂ったり、チビチビと時間をかけて飲むと、「酸蝕歯」という歯が溶ける症状が起こる危険があります。
虫歯がすでにある場合は、さらに進行させてしまいます。
従って、酸性の飲み物を飲んだときは、水で口をすすぐことで、口の中を中性に戻すことが勧められています。
 参照⇒清涼飲料水の飲み過ぎで歯が溶けるって本当!?[美ログ] | スキンケア大学 
    ⇒虫歯予防=歯磨きは間違い? (ふじわら歯科医院)

ただし、全薬工業社の実験では、炭酸飲料をリトマス紙に浸した後、水に浸してもpHは変化しないようです。
同社では、酸性になった口中を瞬時に中性に戻す洗口液を販売しています。
 参照⇒ハミガキ剤、洗口液の通信販売 オーラパールでトータルケア



長くなるので、一度切ります。
虫歯の進行を自力で止める1-4 ~知らないとヤバい基本の方法 ②に続きます。


関連記事
虫歯の進行を自力で止める1-1 ~押さえておくべき虫歯の基礎知識 ①
虫歯の進行を自力で止める1-2 ~押さえておくべき虫歯の基礎知識 ②
虫歯の進行を自力で止める1-4 ~知らないとヤバい基本の方法 ②

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[ 2017/01/13 01:02 ] 歯の病気(虫歯) 虫歯 基礎編 | TB(0) | CM(-)

虫歯の進行を自力で止める1-1 ~押さえておくべき虫歯の基礎知識 ①

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1. 虫歯が進行すると


現在の歯科医学の常識では、虫歯というものは、ごく初期のものを除くと、治るということはありません。
つまり、一度、歯に穴が開くほど大きく進行すると、穴が埋まって元に戻ることは不可能ということです。

そして、虫歯が歯の中心にある神経にまで達すると、最悪の場合、神経を抜くことになります。
歯の神経は血管と絡まりあった「歯髄」という組織で、歯に栄養を供給しています。
なので、神経を抜くと、その歯はもろくなり、いずれ欠けたり割れたりします。割れると、その歯は抜くというのが、現在の歯科治療の一般的な対応のようです。

もちろん、虫歯を削って詰め物をすれば、進行はそこで止まります。
しかし時間が経つと、歯と詰め物の間に虫歯が発生して隙間ができることがあります。
そして、気づかぬうちに虫歯による隙間が次第に深くなり、詰め物の下にまで来たり、エナメル質(歯の表面の層)の下にある象牙質まで侵食される危険があります。

象牙質はエナメル質より柔らかく、虫歯の進行は速まるので、詰め物の下で虫歯が拡がってしまいます。
象牙質は神経の上の層なので、ここで虫歯が拡がると、王手です。
しかも、普通の歯磨きでは詰め物の裏側までは歯垢の除去ができないので、歯磨きの効果は薄くなります。

たとえ虫歯が詰め物の下や象牙質まで来ても、歯と詰め物の隙間を通って虫歯の表面(または虫歯菌)に働きかけ、これを食い止める薬剤などは、ないのでしょうか。

そこで、虫歯の進行の阻止に役立つ可能性のあるものを探してみたところ、いくつか見つけることができました。
このブログでは、それをご紹介するとともに、当ブログ管理人が使ったり実践してみた結果もお知らせして参ります。

ただし、その前に、虫歯のについての基礎的知識からご説明いたします。
というのも、虫歯の発生や進行の速さは食習慣や体質などによって左右されるので、基礎知識に基づいて食習慣を改めたり、体質や虫歯の状況によって対応を変えたり、さらには自力での進行阻止を断念せざるを得ない場合もあるからです。

まずは虫歯が発生する過程を確認しておきましょう。



2. 虫歯ができる過程


① 口の中でミュータンス菌という虫歯菌が砂糖を取り込むと、不溶性グルカンと呼ばれる粘着質の物質をつくります。

② 不溶性グルカンが歯の表面に付着すると、そこにミュータンス菌のほかラクトバチラス菌という虫歯菌をはじめ様々な菌が入り込んで増殖し、菌とその代謝物のごちゃ混ぜ状態になります。それが歯垢です。
歯垢は「プラーク」とか「バイオフイルム」とも呼ばれますが、実体としては同じです。
 参照⇒「プラーク」と「バイオフィルム」と「歯石」の違い 東京国際クリニック/歯科

③ 飲食をすると、歯垢の中の虫歯菌は砂糖やそれ以外の糖類を代謝してをつくります。この酸によって歯垢の中が酸性になると、歯の中からカルシウムイオンとリン酸イオンと水酸化物イオンが歯垢内に溶け出してしまいます。それが「脱灰」という現象です。

④ 歯が脱灰しても、唾液に含まれる重炭酸塩やリン酸塩が歯垢内の酸を中和します。これによって、カルシウムイオンとリン酸イオンと水酸化物イオンが再び歯に取り込まれます。
また、これらのイオンは唾液中にも含まれていて、歯は修復されます。それが「再石灰化」です。

⑤ しかし、
・甘いお菓子やジュースなどをダラダラと、または日に何度も飲み食いすることが多い
・歯磨きが不十分で歯垢が多く残っている
・体質的に唾液の緩衝能(口の中が酸性に傾いたときに、これを中和する能力)が低い、または唾液の分泌量が少ない
などの場合は、脱灰に対して再石灰化が追いつかなくなり、虫歯が発生・進行します。



3. 糖類の虫歯リスク


以上のことを踏まえると、口の中に糖類が存在しなければ、虫歯の発生・進行を阻止できると、誰もが考えるでしょう。

一口に糖類と言っても、砂糖(蔗糖=スクロース)のほかに、
・米、パン、麺類、イモ類、トウモロコシの主成分であるデンプンを構成する麦芽糖(マルトース)
・果物などに含まれる果糖(フルクトース)
・ブドウ、バナナ、アンズ、蜂蜜などに含まれるブドウ糖(グルコース)
・牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)
などがあります。

ちなみに、デンプン自体は虫歯菌によって代謝されませんが、デンプンはそのまま口を通過するのではなく、一部は唾液に含まれるアミラーゼによって麦芽糖に分解されます(ブドウ糖に分解される場所は小腸です)。
デンプンによって構成される米やパンなどは人の主食なので、糖類一切抜きの食生活を続けるのは、ほぼ不可能でしょう。

これらの糖類のうち、虫歯になるリスクはどれが高いのかについては、
『砂糖』がやはり大物中の大物であることは言えると思います。
『ブドウ糖』や『果糖』『ガラクトース』『マルトース』などでもそれぞれの大きさのリスクはありますが、『砂糖』と比較すれば小物?と言っていいかも知れません」とか
砂糖がもっとも危険、蜂蜜や果物やメープルシロップや、デンプンなどはその後の順になりますが、かなり危険度は低い」
と言われています。
 引用⇒結局のところ糖類はどうすればいいのでしょうか?(虫歯予防) (歯チャンネル88)(←回答12および17より引用)
 参照⇒コラム|インプラント・歯周病治療の村松歯科
    ⇒意外な食べ物からの虫歯 | 汐留イタリア街の歯医者|オリオン歯科

そこで、せめて砂糖だけでも摂らないようにするとしても、普通の料理の味付けに砂糖が使われていることも多いですから、食事から砂糖を完全に排除することは困難と言わざるをえません。

と言っても、悲観する必要はありません。私の経験から言えば、普通に甘いお菓子を食べても、適切な虫歯対策をとることで、虫歯の進行を、少なくとも遅らせることは可能です。
このブログでは、その対策を順を追ってご紹介してまいります。



4. 象牙質の臨界pH


色々な糖類のうち、デンプン(→麦芽糖)については危険度が低いと言っても、それはエナメル質の話であって、象牙質については別です。
エナメル質が脱灰を始める臨界pHは5.5ですが、象牙質は6.7となっています。そして、虫歯菌が麦芽糖からつくる酸のpHは5.5以下にはなりませんが、象牙質を脱灰させる程度には下がるためです。
 参照⇒稲毛エルム歯科クリニックのブログ

なお、象牙質の臨界pHを5.7~6.2とする見解もあります。
 参照⇒きたじま歯科医院 -診療のご案内 - 虫歯について知ろう!

しかし、安全のため、6.7と考えたほうが無難かと思います。

なので、虫歯が象牙質にまで達している場合は、たとえ食事から砂糖を排除できたとしても虫歯の進行の危険は残ることになります。
ただ、私の経験からすると、象牙質が虫歯にやられていても、虫歯になりやすい体質でなければ、対応次第では進行を遅らせることはできます(虫歯になりやすい体質については、次の記事で述べます)。


長くなるので、一度切ります。
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虫歯の進行を自力で止める1-2 ~押さえておくべき虫歯の基礎知識 ②
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[ 2017/01/12 00:15 ] 歯の病気(虫歯) 虫歯 基礎編 | TB(0) | CM(-)