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虫歯の進行を自力で止める1-3 ~知らないとヤバい基本の方法 ①

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虫歯の進行を自力で止める1-2 ~押さえておくべき虫歯の基礎知識 ②の続きです。

何事も基本が大切ですが、虫歯の進行を止める場合も同じです。
このブログでご紹介する歯の再石灰化や虫歯菌の殺菌などをいくら行なっても、基本が守れていないと全く無意味になります。
この記事では、知らないでは済まされない基本的な虫歯対策についてご説明します。


1. 食習慣を変えて虫歯の進行を止める


すでに見たように、飲食物に含まれる糖類を虫歯菌が分解し、このときできる酸によって、歯垢内のpHが急速に下がり、歯が脱灰します。この現象は、飲食のたびに繰り返されます。

後で詳しく述べますが、飲み物を飲んだ場合でも、甘い飲み物や酸性の飲み物だと歯は脱灰します。

そして、歯垢内pHは、飲食が終わった後、唾液の作用で上昇し、数分から60分以上かけて徐々に元の値に戻ります(ネット上では、歯科医によって20分という人や40分という人もいて、バラバラです)。

pHが元に戻るには、飲食物に含まれる糖類の濃度が高いほど、また、唾液の緩衝能が低かったり、唾液の量が少ないほど、時間がかかります。
pHが元に戻ると脱灰より再石灰化が優位になりますが、再石灰化によって歯の修復が完了するには数時間かかる、とされています。
 参照⇒きたじま歯科医院 -診療のご案内 - 虫歯について知ろう!
    ⇒虫歯のメカニズム(脱灰と再石灰化) (渡辺歯科クリニック)

そのため、食後3時間は飲食を避けることが、勧められています。
 参照⇒脱灰と再石灰化について (若島歯科医院)

このように、脱灰は飲食のたびに起こり、そのつど歯の修復に数時間を要するわけですから、飲食の回数を増やさないことが肝心です。飲食物の量より飲食の回数が重要です。
「フルコースのディナーやケーキ1ホールも、アメひとつ、ガム1枚、ジュース1口も1食です」
 引用⇒むし歯を予防しよう (みつもり歯科医院)

そしてまた、飲食するときにダラダラと時間をかけると、脱灰する時間が再石灰化する時間より長くなるため、虫歯が発生・進行しやすくなります。
なので、長時間、ダラダラと飲食しないようにしましょう。

思い当たるフシがある方は、是非改めてください。



2. 間食とお菓子と虫歯の進行


飲食の回数については、一日3度の食事と1~2回の間食なら虫歯はできない、とされています。
 参照⇒歯科の知識(調布市 | とみさわ歯科医院)

しかし、虫歯でエナメル質に穴が開いている人は、安全のため間食を控えるべきと思います(これは管理人の意見です)。
というのも、歯の欠損部にはプラークが着きやすく、虫歯の進行を早めるため、飲食の回数は少ないに越したことはないからです。
 参照⇒きたじま歯科医院 -診療のご案内 - 虫歯について知ろう! (前掲サイト)

また、象牙質の虫歯の人も、やはり安全のため間食を禁止した方が良いと思います。
なぜなら、前の記事でも書いた通り、エナメル質が脱灰を始める臨界pHは5.5ですが、象牙質は6.7です。このため、砂糖だけでなく米や小麦に含まれる麦芽糖によっても脱灰します。
つまり、三度の食事で甘いものを摂らなくても象牙質は既に脱灰しています。
その上、臨界pHが高い分、下がった歯垢内pHがそこまで戻るのも時間がかかります。その間、脱灰は続きます。
従って、それ以上食事の回数は増やさないほうが賢明でしょう(これは管理人の意見です)。

また、甘いお菓子は、間食で食べるのではなく、通常の食事の直後にデザートとして食べたほうが、再石灰化の時間が増えるとされています。
 参照⇒長野県松本市の歯科医院 小川歯科クリニック -虫歯・歯周病とは-

従って、すでにできた虫歯の進行を止めるには、間食をせず、お菓子は食後に摂るということを厳守しましょう。



3. 甘い飲み物や飴、酒も危険


① 甘い飲み物、飴


砂糖入りのコーヒーを時間をかけてチビチビのんだり、ジュースなどを日に何度も飲むのもNGです。
「飲み物なので、食べかす(→歯垢)にならないから大丈夫」
などと油断してはいけません。
それらは、飲むと同時に、虫歯菌に砂糖を供給することになりますから、歯垢内pHは歯を溶かすpH5.5以下となります。

また、大多数の炭酸飲料水は、10%前後の濃度の砂糖を含むため、1時間近くPH5.5以下の状態が続くとされています。
 参照⇒きたじま歯科医院 -診療のご案内 - 虫歯について知ろう! (前掲サイト)

そして、「スポーツドリンクも大多数は5~6%の糖を含み、100%果汁を表示しているものでも、10%以上の糖を含むものがあるので注意が必要です」
 引用⇒わかりやすい虫歯の知識 (とみさわ歯科医院)

このように、甘い飲み物は、食べかすができるかどうかとは関係なく歯を脱灰(=虫歯を進行)させます。たとえ飲むのは短時間であっても、そのあと何十分も脱灰が続きます。
つまり、脱灰という点では、甘いお菓子を食べるのと全く同じです。よって、三度の食事とは別に甘い飲み物を飲むのは、虫歯の進行を止める上では極めて不都合と言わざるをえません。

ちなみに、飴やガムやトローチも、虫歯菌にエサを長時間与えるのと同じです

② 飲み物の酸性度


飲み物については酸性度にも注意が必要です。
清涼飲料水やスポーツドリンク、さらにビールや日本酒などは、意外にも酸性度が高く、当然にして歯を直接(虫歯菌を介さずに)脱灰させます
例えば、コーラのpHは3.2で、スポーツドリンクは3.5、ビールは4.3、日本酒は4.4とされています。

ほかにも、ワインや黒酢ドリンク、野菜ジュース、乳酸菌飲料、グレープフルーツやレモンなどの柑橘系の食べ物も酸性度が高いと言われています。

このような飲み物を頻繁に摂ったり、チビチビと時間をかけて飲むと、「酸蝕歯」という歯が溶ける症状が起こる危険があります。
虫歯がすでにある場合は、さらに進行させてしまいます。
従って、酸性の飲み物を飲んだときは、水で口をすすぐことで、口の中を中性に戻すことが勧められています。
 参照⇒清涼飲料水の飲み過ぎで歯が溶けるって本当!?[美ログ] | スキンケア大学 
    ⇒虫歯予防=歯磨きは間違い? (ふじわら歯科医院)

ただし、全薬工業社の実験では、炭酸飲料をリトマス紙に浸した後、水に浸してもpHは変化しないようです。
同社では、酸性になった口中を瞬時に中性に戻す洗口液を販売しています。
 参照⇒ハミガキ剤、洗口液の通信販売 オーラパールでトータルケア



長くなるので、一度切ります。
虫歯の進行を自力で止める1-4 ~知らないとヤバい基本の方法 ②に続きます。


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[ 2017/01/13 01:02 ] 歯の病気(虫歯) 虫歯 基礎編 | TB(0) | CM(-)

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