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虫歯の進行を自力で止める3-2 ~新説「虫歯は金属腐食である」 ②

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虫歯の進行を自力で止める3-1 ~新説「虫歯は金属腐食である」 ①の続きです。


1. 異種金属接触腐食とは


金属は、水または電解液中(電気が流れやすい状況)で、条件が揃えば電子e-を放出して陽イオンになり、溶け出します。

どのくらい陽イオンになり易いかは、金属の種類によって異なります。
金属を陽イオンになり易い順に並べたものを「イオン化傾向」といいます。
イオン化傾向の高いものを「電位が低い」、その逆を「電位が高い」とも言います。

そして、異なる金属を水または電解液中で接触させた場合、電位の低い金属は電子を放出し、陽イオン化して腐食します
それが「異種金属接触腐食」です。

 参照⇒ガルバニック腐食|ステンレス配管のベンカン
 ⇒ステンレスと異種金属との接触についての問題点 - ステンレス協会



2.異種金属接触腐食としての虫歯の二つのパターン


I氏の「虫歯の電気化学説」によると、異種金属接触腐食としての虫歯には、以下の二つのパターンがあります。

① 象牙質が溶ける異種金属接触腐食


これは、象牙質が虫歯や歯周病などで露出したとき、エナメル質は溶けずに象牙質だけが溶ける現象です。
酸で溶けるのならエナメル質も一緒に溶けるはずですが、そうはならないようです。

その原因は、象牙質がエナメル質よりイオン化傾向が高いので、接しているエナメル質に電子を奪われ、陽イオン化するためです。

 参照⇒ほんとうの虫歯の原因シリーズ2 (8)
 ⇒ほんとうの虫歯の原因(酸で歯が溶ける?その4) 
 ⇒歯根面ウ蝕は異種金属接触腐食、 (4)

② 詰め物が原因の異種金属接触腐食


これは、歯と詰め物の金属との間の電位差によって歯が溶ける現象です。
詰め物として使われる歯科用合金は、いずれも歯よりイオン化傾向が低いため、歯を溶かしてしまいます。

ただし、上に挙げたどちらの腐食も、酸性溶液中でのみ起こり、水素イオンH+がない中性およびアルカリ性溶液中では起こりません。
虫歯菌のつくる酸や、酸性の飲食物によって口内pHが低下することで、このパターンの腐食が起こります。

 参照⇒歯と金属間の電位差 (3)
 ⇒虫歯の原因とその電気化学的メカニズム (2) 

このような腐食を防ぐには、金属が完全に電気的に絶縁されていなければなりませんが、これは事実上不可能です。
 参照⇒虫歯の原因と予防法のまとめ 



3. 定説への疑問


以上が、歯科医学の定説に異を唱えるI氏の「虫歯の電気化学説」です。

虫歯は、細菌の出す酸で歯が溶ける現象であるとする現在の歯科医学の定説は、100年以上も前から唱えられているそうです。
とすると、この100年の間、自然科学の様々な分野で得られた知見が、歯科医学には(虫歯に関しては)反映されていないということになりそうです。
そして、その例が、I氏が依拠する金属腐食工学の知識ではないでしょうか。

無論、定説が100年前の時点ですでに完成の域に達していたという見方もあるでしょう。
しかし、I氏の実験では歯を酸に浸しても溶けないうえ、特に異種金属接触腐食については、定説よりも金属腐食説の方が歯の溶け方を的確に説明できます。
 
よって、通説の妥当性と、これを墨守する現在の歯科医学の姿勢には疑問を持たざるをえません。
今後の歯科医学界がこの新説をどのように遇するのか、注目して参りましょう。


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