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虫歯の進行を自力で止める1-4 ~知らないとヤバい基本の方法 ②

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ここから記事本文です。
 
虫歯の進行を自力で止める1-3 ~知らないとヤバい基本の方法 ①の続きです。


1. 食べかすの除去は必須


虫歯の進行を止めるために虫歯菌を殺菌したり、歯の再石灰化を図るとしても、それと並行して、食後必ず口の中の食べかすを除去することが、虫歯の進行阻止の絶対条件となります。

なぜなら、細菌は食べかすに含まれる有機質を栄養源にして活発化するため、食べかすがあるとそこに菌が繁殖してしまい、歯垢となるからです。
 参照⇒「プラーク」と「バイオフィルム」と「歯石」の違い 東京国際クリニック/歯科
 ⇒食べかすとプラーク(歯垢)の違いを知って虫歯予防に有効なプラークコントロールを!

ですので、詰め物と歯の隙間に入った食べかすを放置すると、当然それも歯垢となって新たな虫歯の原因となります。
もし虫歯菌を殺菌するとしても、食べかすが隙間をふさぐことで、その奥の歯垢を殺菌できなくなってしまいます。

たとえ、おやつを少しつまんだだけでも、油断してはいけません。食べる量が少しであっても、必ず食べかすを取り除いてください。

特に、もし象牙質まで虫歯が進行しているのであれば、なおさらです。
私は以前、象牙質の虫歯があるのにお菓子を間食し、そのあと食べかすを除去しない時期があったので、虫歯の進行を止めることに失敗したことがあります。

ところで、食後の食べかすの除去といえば、普通は歯磨きです。
しかし、最近では、食後30分間は歯が脱灰しているので、このとき歯磨きをすると歯が削れてしまうため、歯磨きは食後30分経ってからにするべきと言われています。



2. 口を水でゆすぐのは?


食後の歯磨きと言っても、仕事などの都合上、なかなか時間がとれない場合もあるでしょう。
そんなときでも、食べかすの除去をあきらめないでください。水で口をゆすぐだけでも効果はあります。

実は、ゆすぐだけでも食べかすの大半は除去できると言われています。
 参照⇒歯磨きは食後いつするのがベストか? ほのぼの歯科・矯正歯科

砂糖も水に溶けやすいので、ゆすげば直ちに洗い流すことができます。
 参照⇒虫歯と虫歯予防のすべて17 ひぐち歯科クリニック

私は体質上、虫歯になりにくいほうなので歯磨きは毎晩寝る前一回だけで、食後は水で口を丁寧にゆすぐだけです。
水を口に含み、水が奥歯に当るように左右それぞれ25回ぐらいずつ、水を強く速く往復させます(必要なら前歯も)。水を替えて、もう一度これを行ないます。

私は平成20年に虫歯を発見されましたが、(1年半ほどキシリトール洗口をしたあと)この方法だけで少なくとも2年間、その後ライオン社の「システマEX」との併用で約3年間、計5年間にわたって進行を遅らせました(これについては別の記事に書きます)。

ただし、歯垢内pHは、水でゆすいでも元には戻りません。と言っても、それは歯磨きでも同じです。
ただ、どちらの場合も戻る時間は多少なり短くなると言われています。
 参照⇒きたじま歯科医院 -診療のご案内 - 虫歯について知ろう!

歯垢内pHを元に戻すには、唾液に含まれる重炭酸塩の働きが必要です。

また、虫歯がエナメル質だけの方はお茶でゆすいでも構いませんが、象牙質まで達している場合は、やめておくべきです。
エナメル質の臨界pHは5.5ですが、象牙質は6.7となっており、お茶のpHである6.2より高いからです。
 参照⇒清涼飲料水の飲み過ぎで歯が溶けるって本当!?[美ログ] | スキンケア大学 



3. 寝る前の歯磨きはなぜ大事か


歯磨きは最低でも一日一回、夜寝る前に行なうべきとされています。その理由は以下の二つです。

A もし夕食後や夜食後に歯を磨かず、食べかすが残っていると、睡眠中にそこに細菌が繁殖し、歯垢になります
B 虫歯菌は、たとえ口の中に糖類がなくても、歯垢(バイオフィルム)を構成するグルカンをも分解し、酸をつくり出して歯を脱灰します。
 参照⇒しのざき歯科医院 虫歯の話

通常、人が起きているときは、
a 唾液の中の免疫抗体であるリゾチーム、ペルオキシダ―ゼ、ラクトフェリンなどの抗菌作用が、歯垢の形成・増大を抑制します
b また、唾液に含まれる重炭酸塩が口内や歯垢内の酸を中和し、歯の溶解を防ぎます。 
 参照⇒う蝕の基本的な知識(日吉歯科診療所)
   ⇒唾液の機能・抗菌作用 (広川歯科医院)

ところが、睡眠中は唾液の分泌量が減ってしまうため、唾液による抗菌作用や酸の中和作用が期待できません。
従って、もしこのとき食べかすや歯垢が残っていると、新たな歯垢の形成や歯の脱灰を止められなくなります。

ただ、その歯垢自体をあらかじめ殺菌しておけばよいという理屈も成り立ちますが、歯垢は少ないに越したことはありません。



4. 寝る前の飲食は自殺行為


寝る前の飲食は、たとえすぐに歯磨きをする場合でも、厳禁です。
というのも、上に述べたように、飲食によって下がった歯垢内pHは、歯磨きをしてもすぐには元に戻りません。
そして、睡眠中は、酸の中和や再石灰化に必要な唾液がほとんど分泌されないため、歯垢内pHが低い状態が数時間続いてしまい、その間、歯は脱灰し続けることになるからです。
 参照⇒長野県松本市の歯科医院 小川歯科クリニック -虫歯・歯周病とは-



5. 朝も歯磨きか口ゆすぎを


前の記事で述べたように、歯垢は歯磨きでは完全には落とせません。夜に歯を磨いても、残った歯垢は、唾液の減る睡眠中に増えてしまいます。

ですので、虫歯になりやすい方は、寝る前だけでなく朝起きてすぐ歯磨きをして、できるだけ歯垢を落としておきましょう。

もし、どうしても歯を磨く時間がとれないなら、飲食の前に水で口を丁寧にゆすぎ、うがいをしてください。
ちなみにこれは、虫歯というより腸内環境にかかわることなので、虫歯になりにくい方も同じです。

どういうことかというと、睡眠中は唾液が減ることから、口の中全体の細菌が激増します。
起床後、これを除去しないまま飲食すると、増えた細菌まで一緒に飲み込んでしまいます。
その中には腸内環境に悪影響を与えるものもあるので、起床後は飲食の前に必ず歯を磨くか水で口をゆすぎ、うがいをするべき、ということです。
 参照⇒【軟便対策】これだけは、やってはならない (当ブログ記事)


以上、気をつけるべきことはいくつもありますが、これらを守ることで結果は全く違ってくるはずです。
今日からすぐ始められることばかりですので、是非実践してください。


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お手数をおかけして申し訳ございません。「大人の事情」です。
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[ 2017/09/25 00:29 ] 歯の病気(虫歯) 虫歯 基礎編 | TB(0) | CM(-)

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