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アロマセラピーで認知症を改善できるか ③ ~効果が出ないときの対策と注意点

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ここから記事本文です。

アロマセラピーで認知症を改善できるか ② ~重度の症状も改善の続きです。

アロマセラピーによる認知症の中核症状の改善効果について、ネット上では一般人からの報告が見当たりません。
これは、アロマに効果がないことを示すのではないかと疑わざるをえません。


1. 効果が出ない原因


この点について参考になるのは、アルツハイマー改善ブログを管理するアルハカ氏の指摘です。
同氏は、主に海外の医療文献を多く参照した上で、オイルの選定や使い方について次のように述べています。

・品質は重要だが、特にローズマリー、ラベンダーについては、品質とは別にブランドや抽出時期によっても成分に変動があり、それが効果に影響する可能性がある。

・臨床研究で明らかな効果が出ているのは、鼻の近く、顔、腕などに塗布しているケースが多い。就寝前に使うラベンダーなら、枕に垂らすなど。あまり使用量を節約しすぎないこと。

皮膚に直接塗る場合は、キャリアオイルで薄めること。
(管理人より:キャリアオイルとは、前の記事で出てきたファーナスオイルと同じで、精油を薄めるオイルです)

・オイルをディスポーザーやディフューザーで噴霧した場合は、明確に改善したと言えるほどの効果が出ていないケースが多い。
(管理人より:ここで言うディスポーザーとは何なのかは分かりませんでした。普通は、流し台の排水の所にある生ゴミ処理機を言います。
ディフューザーは、オイルを染み込ませて香りを拡散する芳香器です。電気式と皿型があり、前者はファン式と加熱式などがあります)


・「アロマペンダントは良い代替案かもしれない」

 参照および引用⇒アロマの効果について調べてみた。(認知症・アルツハイマー)

これをまとめると、
① オイルのブランドや抽出時期による成分の違いが効果を左右しうる。
② オイルが鼻の近くにあるか、皮膚に塗布していることが大事。節約しすぎない
③ ディフューザーを使った場合の効果は薄く、アロマペンダントの方が可能性大。
となります。

さらに①に付け加えると、原料となる植物の産地によっても効果が全然違うとされているようです。
 参照⇒アロマテラピーで認知症を予防!すぐに見られる効果もあった!?

②について想起されるのは、重度の患者の中核症状を改善させた琉球大学チームの研究です。
同チームが言うように(前の記事参照)、有効成分を皮膚から直接吸収させることによる効果は大きいのかもしれません。

また、後で述べますが、純度100%でないオイルや価格の安いオイルは効果がありません。



2. 対策


従って、対策としては、

① 効果がない場合は、オイルのブランドを変更して効果の違いを見る。
また、効果がなかったブランドを、ある程度の期間(おそらく数ヶ月)を空けてから再び買い、使ってみる

② 薄めて腕や首、肩などに塗る
どうしても塗る手間がとれない場合は、アロマペンダント(または後述するクリップ)を使う。
量を節約しすぎないこと。

③ 純度100%のオイルを使い、安物を避ける

等になりそうです。

これらの条件を全部クリアしないと、効果が出ないのかもしれません。
と言っても、アルハカ氏の考察も、実証的なものではなく、あくまで推測であって、可能性を示唆するにとどまると思われます。
よって、全部をクリアしても効果があるという保証はできません。

しかし、アロマは健康上のリスクは極めて小さいので、できるだけのことは、やってみる価値があると思います(リスクについては次項の〔③ 禁止事項〕と〔④ 副作用〕を参照)。

特に、塗布法を用いる琉球大学の方式は、単に世に知られていないだけで、良好な結果を得られる可能性が高いのではないでしょうか(管理人の意見です)。



3. 実践に際しての注意点


① オイルの種類


浦上教授の実験で使用されたオイルのうち、ローズマリーとラベンダーについては複数の種類があり、それぞれ正しくはローズマリー・カンファーと真正ラベンダーを指すようです。
このことは、いくつものサイトが共通して指摘していますし、実際にこれらのオイルをブレンドした製品が何種類も販売されているので、間違いありません。

また、実験で用いられたとおり、ローズマリー・カンファーとレモンは昼用、真正ラベンダーとオレンジ・スウィートは夜用です(割合はどちらも2:1)。
昼用は交感神経を優位にして体を活発に活動させ、夜用は副交感神経を優位にしてゆったりとした気分にさせるという、それぞれ異なる働きをします。
昼と夜、どちらも2時間ずつ使います。
 

② オイルの選び方


化学合成物や他の原料が混じったものでは効果がないため、天然成分100%のもの(精油:エッセンシャルオイル)が推奨されています。
天然ものは、瓶のラベルに「精油の学名」(ラテン語)と「ロット番号」(産地や製造年などが細かく調べられる管理番号)が記されているそうです。

また、前の記事で述べた、深夜に何度も起きる重度の患者さんのケースでは、価格の安いオイルに切り替えると全く効果がなかったそうです。

③ 禁止事項


嗅ぎすぎないこと(香りが強いので、気分が悪くなったり頭痛が起こる場合がある)。
肌に直接つけたり、目に入らないようにすること。
飲まないこと(中毒症状を引き起こす危険がある)。
などが指摘されています。
ただし、既に触れたように、肌につけるときはファーナスオイル(キャリアオイル)で薄めれば良いようです。

 上記①、②につき、参照⇒【たけしの健康エンターテイメントみんなの家庭の医学~認知症予防アロマ】ジョブチューン | 湘南藤沢辻堂のパフュームセラピストのブログ
 ②につき、参照⇒精油のニセモノには気をつけろ! その2 (鈴木泰子氏〔助産師・看護師・医療ライター〕)
 ⇒アロマテラピーで認知症を予防!すぐに見られる効果もあった!? (前掲ブログ)
 ①、②、③につき、参照⇒認知症の予防改善にアロマオイル驚きの効果?
 ⇒認知症予防とアロマの驚くべき新事実

④ 副作用


同居者に妊娠中の女性や高血圧、低血圧、てんかんの人がいる場合は、アロマを使う前に医師へ相談する
・ラベンダー、ローズマリー、レモンは通経作用があるため、妊娠初期の人は使用を控える
ラベンダーは血圧降下、ローズマリーは血圧上昇を促す成分が含まれるため、持病に影響を与える可能性がある
と指摘されています。
 参照⇒認知症予防とアロマの驚くべき新事実 (前掲サイト)

⑤ その他


琉球大学のチームは、実験にあたって「ナード・アロマテラピー協会」認定のトレーナーから指導・助言を受けています。
不明の点はトレーナーに質問すると良いでしょう。
 同協会については、参照⇒NARD JAPAN ナード・アロマテラピー協会



4. 用意するもの


オイルのほか、ディフューザーが必要とされますが、当ブログでは上に述べた理由から、皮膚に塗る方法をお勧めします。

もしオイルを塗る時間がないまま外出されるなどの場合は、首から下げるアロマペンダントか、服のポケットなどに取り付けられるクリップをお勧めします。

節約するなら、オイルをハンカチに染み込ませて胸ポケットに入れるだけでも良いかもしれません。ただし、オイルの染み込んだ部分がポケットの外に出るようにします(管理人の意見です)。

↓前の記事で述べた、深夜に何度も起きる重度の患者さんに効果のあったオイルです。
原料の産地はスペイン、イタリアなど全て海外です。




「消臭力」や「ムシューダ」をつくっているエステー社の製品です。価格が安いので少し怪しい気もしますが、有名メーカーなので変なものではないと思います。参考までに。



↓クリップ型ディフューザーです。ペンダントより価格が安い分、浮いたお金をオイルに回せます。
ただ、外出先で外れて無くすこともあるでしょうから、二つぐらいあった方がいいかもしれません。


↓参考までに、アロマペンダントです。高いけど、クリップほどは外れることはありません。


↓琉球大学の研究チームが使ったオイル3種とファーナスオイルです。








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